大ヒットシリーズ「アバター」第3作「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」の予告編解禁イベントが7月24日、東京・丸の内ピカデリー ドルビーシネマで開催され、招待された観客らに本作の"3D"の予告編が初めて披露された。

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物語の舞台は、2154年。滅亡間近の地球、人類存続の最後の希望は、神秘の星パンドラだった。貴重な鉱物資源を採掘するため、人類はパンドラ先住民族ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体"アバター"を開発する。戦地で両足を負傷し、生きる希望を見失っていた元海兵隊ジェイク(演:サム・ワーシントン)は、亡くなった兄に代わり、アバターとなってナヴィに接触。彼らの生き方に共鳴したジェイクは、ナヴィの女性ネイティリ(演:ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、生きる希望を取り戻していく。

ジェイクとネイティリは家族を築き、キリ(演:シガニー・ウィーバー)やロアク(演:ブリテン・ダルトン)ら子どもたちと平和に暮らしていた。しかし、クオリッチ(演:スティーブン・ラング)率いる人類がパンドラに現れたことで神聖な森を追われてしまう。ジェイクたちはその先で出会った"海の部族"と共闘し、あまりにも大きな犠牲を伴いながら、人類を退けることに成功するが……。

先日ポスタービジュアルが披露され、今回から初登場するパンドラの部族"アッシュ族"のリーダー、ヴァラン(演:ウーナ・チャップリン)の姿が印象的にとらえられていた。

この日のイベントMCはサッシャ、Chigusaが務め、予告編の前にジェームズ・キャメロン監督からのビデオメッセージが上映された。映画を完成させるためにニュージーランドにいるというキャメロン監督は、映画を愛する日本のファンへの感謝や、新キャラクターが登場することなどを紹介してから、「さぁ、リラックスして。パンドラへの帰還が始まります」と呼びかけた。

その後上映された予告映像は冒頭から圧倒的な映像美が収められ、「アバター」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」を観た衝撃を思い出した。空、海の美しさはもちろん、炎の恐ろしさも捉えたような映像の力に驚かされる。ロアクとツィレヤの距離がより近づいているようなシーンや、ヴァランの存在感も光っていた。

予告編に映ったシーンをもとに、MC2人による"考察"も行われ、「キリの力が鍵を握るのでは?」「ヴァランはヴィラン? 仲間?」「ヴァランはエイワを信じていない?」「マスクを外したスパイダーが崖のようなところから落ちそうになっていた」「途中映る人間たちがマスクをつけていない?」など、さまざまな予想が挙げられた。

その後、この考察を踏まえてもう一度予告編が上映されたが、本作への謎と興味は深まるばかり。上映後のロビーでも映像やストーリーについて話す人々があふれ、期待の高さが伺えた。

アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」は12月19日に日米同時劇場公開。予告編は7月25日公開の「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」から劇場限定で先行上映される。

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