
【マイナビオールスターゲーム2025】セ・リーグ 7ー10 パ・リーグ(7月24日/横浜スタジアム)
スター揃いの夢の舞台で、思わぬ“リアル阪神劇場”が展開された。まさかの結果によって生まれたレアな光景に、ファンは複雑ながらもほっこりとしたに違いない。
セ・リーグの先発を任された阪神・村上頌樹が初回からまさかの炎上。1回に3点を奪われると、続く2回も2死から4連打を浴びるなど、わずか2回で7安打6失点(自責5)という悔しい内容に終わった。
2死二塁の場面で、山川穂高(ソフトバンク)にレフトへのタイムリーを浴びると、セ・リーグベンチがタイムを要求。伝令役として真っ先に駆け寄ったのは、なんと阪神のチームメイトたちだった。
近本光司が水を、大山悠輔がタオルを持ってマウンドへ駆けつけて激励。サードの佐藤輝明の姿もあり、気づけばマウンド上には阪神勢がずらり。まるでシーズン中さながらの光景だ。加えて巨人の2選手やDeNA・佐野選手なども集結し、村上を勇気づける貴重なシーンとなった。
うつむき気味だった村上も、このときばかりは表情をほころばせ、仲間から「ドンマイ!」と声をかけられて笑顔に。そんな様子にSNSも即座に反応。「マウンドに集まってる時ただの阪神なってたなw」「村上打たれ過ぎて、伝令送られてて草」「うつむく村上頌樹はめったに見れんぞ」と、球宴ならではの“珍場面”を楽しむ声が飛び交った。
試合展開としては苦しい中でも、阪神勢の絶妙な空気の読みとチーム愛が伝わる、まさに“球宴的ワンシーン”となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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