
「世界水泳シンガポール2025」12日目が7月22日に行われ、アーティスティックスイミング(AS)女子ソロフリー決勝では、徐 匯妍(ジョ カイケン)(中国)が1位イリス・ティオ カサス(スペイン)の245.1913点に次ぐ、241.0025点を記録し銀メダルを獲得した。
ソロテクニカルでは、中国勢としてソロ初の金メダルを獲得した徐。予選1位で通過した注目の19歳は、ソロでの2冠を目指すべくソロフリー決勝の演技に挑んだ。
つい3日前に“恋煩い”を表現したキュートな演技で話題を集めた徐だが、ソロフリー決勝ではガラッとイメージを一変。“永遠の夜空”をテーマにした躍動感溢れた演技に解説者も「ソロのテクニカルでの純粋でかわいらしい彼女にほれ込んだ私としては、このような表情で泳がれると鷲掴みですね」「こんな表現力も持ち合わせてる選手なんですね」とそのギャップに驚きを隠せない様子だった。

疲れが出たのか、ところどころで高さの不足を感じさせるも、正確な角度と完璧な回転で圧巻の演技を披露。終盤のエレメントでも斜め回転をしながらの横回転など技術の高さが際立つ場面も見られた。
「この細い脚で、こんなに力強い演技が見せられるなんて」と言わしめるほど高い技術と超人的な表現力で観るものを圧倒した徐だが、優勝には一歩及ばず銀メダルに。中国勢初の2冠には僅かに手が届かなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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