
インテルに所属するトルコ代表MFハカン・チャルハノールが、インテルへの残留希望を明言した。23日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
現在31歳のチャルハノールは、出身国ドイツのカールスルーエでプロキャリアをスタート。以降はハンブルガーSVやレヴァークーゼンなどでのプレーを経て、2017年7月にミランへと完全移籍した。その後、契約満了に伴い2021年6月にライバルであるインテルへ加入。1年目から主力として中盤を支え、在籍4年間で公式戦182試合出場38ゴール31アシストを記録し、クラブのセリエA制覇などに貢献している。
インテルとの現行契約を2027年6月まで残しながら、今夏の移籍市場では去就問題に揺れているチャルハノール。同選手に対しては母国トルコの名門ガラタサライが関心を寄せており、一部メディアはチャルハノールがインテルに退団希望を直訴したとも報じられていた。さらに、インテルのキャプテンを務めるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが「残りたい者は残るべきであり、そうでない者はクラブを去るべきだ」と発言。チャルハノールも反論したことで物議を醸していた。
そんななか、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じたチャルハノールが、所属クラブとの関係性について言及。「バカンスは色々な事情があって簡単なものではなかったが、インテルとは常に連絡を取っていた」と明かしつつ「僕は休暇中もトレーニングを続けていて、今は非常に良いコンディションだ。戻ってこられて嬉しいし、みんなが恋しかった。今は仕事に取りかかりたい気持ちだ」とオフシーズンを振り返っている。
また、「毎年移籍の噂は出るものだが、今回は少し多かった。でも何も話さなかったのは、インテルに戻った姿をファンに見せたかったからだ。いつもコメントを出すのが正しいとは限らない」と沈黙を貫いた理由を説明。「もちろん戻ってこられて嬉しいし、自分はインテルの選手だ。ここでプレーを続けたいと思っている」と残留希望を明かした。
一方、話題となったラウタロの発言については、「会話をしたよ。僕たちはプロフェッショナルなので問題はない。キャプテン(ラウタロ)が戻ってきたら、ただハグするだけ。それで十分だ」とコメント。「今は彼も休暇中でそれは当然のこと。以前は頭がいっぱいだったが、今はみんなリラックスしていて前を向いている」と語った。

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