
バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルの誕生日パーティーの内容が物議を醸すなか、同クラブのジョアン・ラポルタ会長が自身の見解を述べた。24日(現地時間)、スペインメディア『AS』が伝えている。
2022-23シーズンに弱冠15歳にしてトップチームデビューを果たしたヤマルは、そのまま一気にバルセロナの主力に定着。2024-25シーズンには、公式戦55試合に出場して18ゴール25アシストをマークした。ヤマルは17歳の段階で、ラ・リーガ優勝2回(2022-23 2024-25)、コパ・デル・レイ優勝1回(2024-25)、スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝1回(2024-25)のほか、UEFA欧州選手権優勝1回(2024)を経験。世界でも大きな注目と期待を集める選手に成長した。
今年7月13日には18歳の誕生日を迎えたヤマル。大々的に催された誕生日パーティーが話題となったが、その内容が問題視されることになった。同パーティーでは低身長症の人々がショーを行ったが、ショーの動画がSNSで拡散されたことで批判が殺到。スペインの社会権利省が、同パーティーの内容が法律違反に該当するのかどうかを明らかにするため、検察庁に調査を依頼する事態に発展している。
ヤマルは、新シーズンからバルセロナで背番号「10」を背負うことが決定している。今回の問題を受け、同クラブのラポルタ会長は「私が思うに、最高の18歳の誕生日パーティーだ」とコメントし、ヤマルの誕生日パーティーの内容が倫理的に問題なかったとの見解を示している。
「参加者全員がエレガントに着飾り、とても楽しい時間を過ごしたようだ。18歳にして(ギャングスターをテーマにした)少し遊び心を加えたパーティーを実施したのだ。友人や芸能関係者だけでなく、Youtuberやインフルエンサー、歌手なども参加している。彼が素敵なパーティーを開いたことを嬉しく思うよ。正直に言うと、唯一残念なのは、私がパーティーに参加できなかったことさ。あくまでプライベートなパーティーだったからね」
また、ラポルタ会長は「彼は自分が何をしても常に嵐に巻き込まれることをすでに理解している」と、ヤマルが若くして大きなリスクを負っていることを把握していることを強調。「彼を責める理由はない。おめでとう。誕生日パーティーを楽しんでくれて本当に良かった」と、新たなナンバー10を祝福した。
なお、ショーを行ったメンバーのうちの一人であるトニ・クレパス氏はスペインメディア『RAC1』に対して「誰も私たちに対して敬意を欠いたわけではない」とコメント。「なぜ、こんなにも大袈裟に扱われているのか、私は理解ができない。私たちは普通の人間だし、自分たちの望んでいることに完全に合法な形で従事しているだけ」と語っている。

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