
フラメンゴへの移籍が決まったスペイン人MFサウール・ニゲスが、加入を決断した理由を語った。24日、スペイン紙『マルカ』が『フラメンゴTV』のインタビューを引用して伝えている。
現在30歳のサウールはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2013年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンはラージョ・バジェカーノへのレンタル移籍を経験し、1年後にアトレティコ・マドリードへ復帰。以降は中盤の主軸に成長を遂げ、2017-18シーズンにはクラブのヨーロッパリーグ制覇に貢献した。だが、2021-22シーズンはチェルシー、昨シーズンはセビージャにレンタル移籍するなど、近年は序列が低下していた。
アトレティコ・マドリードとの現行契約が残り1年となり、トルコのトラブゾンスポルへの加入が秒読み段階と報じられていたサウール。しかし、同選手は21日に公式Xを更新し、トラブゾンスポルのアカウントを紐付けながら「個人的な事情でうまくいかなかった。でも、いつかまた道が交わることを願っている」と投稿。トラブゾンスポルへの移籍が破談したことを公表した。すると23日、ブラジルのフラメンゴがサウールの加入を発表。2028年12月までの契約を結び、背番号は「8番」に決まった。
インタビューに応じたサウールは、「スペインやヨーロッパの他のクラブからもたくさんのオファーがあったが、こんなビッグクラブから声がかかったら断れない。トルコが最も現実的な選択肢だったが、ここに来ることには特別な何かがあった」とコメント。トラブゾンスポル側は移籍破談の理由を“家庭の事情”と伝えていたが、同選手はフラメンゴのステータスが加入の決め手だったと語っている。
また、フラメンゴの指揮官であり、アトレティコ・マドリードでともにプレーした“元同僚”フィリペ・ルイス監督について、「彼はアトレティコにいた頃からフラメンゴのことを話していた。今では彼が僕の監督になり、彼が何を求めてくるのかも分かっている。それがさらに僕のモチベーションになっている」と良好な関係性を強調した。

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