フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、今年10月に放送開始30年を迎えるのを記念して、YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、放送後に大きな反響を呼んだ話題作を2週間の期間限定で配信する。

第1弾は、2024年2月に放送されて社会現象にもなった「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」(オリジナルカット版)を配信中。婚活アドバイザー・植草美幸氏の結婚相談所に入会した、女性とのデート経験がない進藤さん(仮名・当時29)と、バツイチの内田さん(当時55)に密着した令和の婚活奮闘記だ。女性の心の動きを読み取れず、思いがすれ違う中で奮闘する姿に、SNSでも応援や共感の声が相次ぎ、大きな反響を呼んだ。

第2弾となる8月末の配信は、2017年2月に放送された「しっくりくる生きかた」(オリジナルカット版)。風呂なしアパートで、鳥の餌にも使われる“くず米”を主食に生きる地下アイドルきららさん(当時38)を追った作品だ。借金を抱えながらも、社会の枠組みにはまらず“自分らしい生き方”を模索する姿が大きな話題となった。

9月末に配信する第3弾は、2024年6月放送「私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~」(フルバージョン)。再発を繰り返して全身に転移した、がんによる耐えがたい苦痛の中で、日本では合法化されていない、スイスでの“安楽死”を選んだ母親と、その家族に密着。戸惑いながらもその決断を受け入れた、夫と娘との最期の日々や別れの時、その後の家族の姿も取材した。TVerの見逃し配信では84万再生を記録し、「報道・ドキュメンタリー」部門で歴代最高となった。国の内外で高い評価を獲得し、国際メディアコンクールニューヨークフェスティバル」で金賞を受賞した。

西村陽次郎チーフプロデューサーは「1995年10月に始まった『ザ・ノンフィクション』は、30年間変わることなく日曜の午後に、時代を生きる人々の姿と心を描いてきました。番組の歩みは、いわゆる“失われた30年”と重なるものでもあります。生きづらさを抱える時代の中で、懸命に日々を生きる人々にカメラを向けてきた歴史でもあります。今年10月に向けて制作を続けている“30周年記念特別月間企画”に先駆けて、YouTube『フジテレビドキュメンタリー』の“ザ・ノンフィクションStream”で、近年の話題作のオリジナルカット版と、TVerで部門歴代最高を記録したこん身の作品を期間限定配信でお届けします」とコメントしている。

【編集部MEMO】
ザ・ノンフィクション』のレギュラー枠では、戦火のウクライナから日本にやってきた避難民家族を追った「たどりついた家族4 後編~戦火に引き裂かれて~」を、27日に放送する。

(C)フジテレビ
()

画像提供:マイナビニュース