【写真・画像】 1枚目

大相撲七月場所>◇十三日目◇25日◇愛知・名古屋 IGアリーナ

【映像】カメラが捉えた“間一髪”の瞬間

 新横綱の大の里(二所ノ関)が前頭十五枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)に上手投げで敗れて4敗目を喫し、優勝争いから大きく後退した。直後、名古屋場所の熱戦に水を差す観客の残念な行為が発生。カメラが捉えた“間一髪”の瞬間を受け「本当にやめて欲しい」「危ないだろ!」「なにしてるの」など批判の声が相次いだ。

「危険ですので座布団は投げないでください」「大変危険ですので、座布団は投げないでください」

 それは、大の里が琴勝峰に初となる金星を配給した直後に起こった。騒然となった館内に大量の座布団が舞い、自制を求める館内アナウンスが響いた。しかしその直後、東方から勢いよく飛んできた座布団がまだ向正面に座る親方をかすめるようにして、隣の男性客の頭部を直撃。男性は頭を抱え、驚いたようにあたりを見回した。

 間一髪事なきを得たが、当たり方、当たりどころ次第では大きなケガにもつながりかねないこの事態を受けABEMAのファンからは「本当にやめて欲しい」「危ないだろ!」「なにしてるの」など批判の声が相次いで寄せられた。

 大の里の取組では、昨日の一山本との一番でも物言い協議の際に手拍子とともに「もう1回」の“取り直し”アンコールが響いて物議を醸したばかり。大の里はこの金星配給で昭和以降、新横綱として臨む場所ではワーストとなる4つ目の金星配給となった。

 十三日目を終え、二敗に安青錦と琴勝峰、三敗に熱海富士と草野がそれぞれ並ぶ大混戦模様となった大相撲名古屋場所。明日十四日目は安青錦と草野が直接対決。熱海富士は高安、琴勝峰は霧島と対戦する。

 なお座布団が舞う光景は昔から大相撲中継のワンシーンとしてあるが、現在では「相撲競技観戦契約約款」第3章「観戦」の第8条「禁止行為」に「土俵上への乱入、土俵、座席、通路、階段等の相撲場への物品の投げ入れ、柵、手すり等へのよじ登りやまたがり行為、座席範囲以上に身を乗り出す行為、その他自己または他人の生命、身体、財産に危険を及ぼす虞のある行為」と記されており、禁止行為となる。何事も節度が求められている。(ABEMA/大相撲チャンネル)

「本当にやめて欲しい」熱戦の大相撲名古屋場所で“残念”な行為 「危ないだろ!」批判相次ぐ 大の里が波乱の4敗目、直後に溜まり席でカメラが捉えた“間一髪”の瞬間