
令和7年 台風第8号に関する情報
令和7年 台風第8号に関する情報 第18号
令和7年7月26日05時15分 気象庁発表
台風第8号の影響で、九州南部・奄美地方では、雷を伴った非常に激しい雨の降る所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。九州南部では、26日夜遅くにかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
[気象概況]
台風第8号は、26日03時には石垣島の南南東にあって、1時間におよそ40キロの速さで北北東へ進んでいます。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。
台風第8号は、26日日中に先島諸島を通過して熱帯低気圧に変わり、27日から28日にかけて東シナ海で動きが遅くなるでしょう。台風の影響に加え、日本の東の高気圧の縁を回る、暖かく湿った空気などの影響により、九州南部・奄美地方と沖縄地方では大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[雨の予想]
九州南部・奄美地方では、雷を伴い非常に激しい雨が降り、沖縄地方では雷を伴った激しい雨が降り大雨となるでしょう。
26日06時から27日06時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 300ミリ
奄美地方 150ミリ
沖縄地方 80ミリ
その後、27日06時から28日06時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 150ミリ
奄美地方 120ミリ
沖縄地方 120ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下のとおりです。
九州南部 鹿児島県(奄美地方を除く)
26日夜遅くにかけて
[波の予想]
沖縄地方と九州南部・奄美地方では27日にかけて、うねりを伴い、しけるでしょう。
26日に予想される波の高さ
九州南部 4メートル うねりを伴う
奄美地方 5メートル うねりを伴う
沖縄地方 5メートル うねりを伴う
27日に予想される波の高さ
九州南部 4メートル うねりを伴う
奄美地方 4メートル うねりを伴う
沖縄地方 4メートル うねりを伴う
沖縄地方と奄美地方ではその後28日もうねりを伴ってしけるでしょう。
[防災事項]
九州南部・奄美地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒、沖縄地方では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、沖縄地方と奄美地方では、高波にも注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

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