俳優の梅沢富美男が主演を務める、東海テレビフジテレビ系ドラマ『浅草ラスボスおばあちゃん』(毎週土曜23:40~24:35)。松子(梅沢)が暮らすシェアハウスの仲間で人力車の車夫として働く轟大輔役を演じる長田光平が、ドラマへの思いや見どころを語った。

○連ドラレギュラー初出演

――連続ドラマにレギュラー出演するのは初めてだそうですが、オファーを受けた感想を教えて下さい。

これまでずっと舞台で芝居をしてきたので、出演依頼を頂いた時は、不安や期待、楽しみといった様々な感情が生まれました。そんな中で「大輔」という役をもらったことで、不安が少し軽くなったような気がしました。大輔が持つ力強さに、僕自身が助けられたからです。

――演じるにあたって心がけたことはありますか?

大輔は人力車の車夫なので、まず日焼けサロンに通い始めました。それからは少しでも日が出ていれば、肌を太陽に当てて自然な日焼けを目指しました。この前の仕事で小学生の役を演じていて、子供っぽく見せるために、少しぽっちゃりさせていたんです。だから食事を制限しながら筋トレをしたり、毎晩サウナスーツを着てランニングをしたりして体を絞りました。

――大輔と自身の似ているところはありますか?

僕自身は、休日があれば家でのんびり過ごすことが多く、大輔のように積極的に体を動かして、自分の身体と向き合う姿勢には刺激を受けました。性格は、自分と重なるところもあります。大輔が空気を読めないような発言をする場面があるんですが、僕にもそういう一面があって…。ただ彼は常に太陽タイプで、僕は日によって月と太陽が入れ変わってしまうタイプ。ベースが太陽の大輔は羨ましいなと思います。
○4話の見どころと視聴者へのメッセージ

――人力車を上手にひく姿が印象的ですね。

これまで人力車に乗ったことがなかったので、まずは乗りに行きました。またドラマで協力頂いている人力車の会社から、車の引き方や車夫としてのあり方をしっかりと教えていただきました。うまくバランスをとりながら、全身を使って引いているんですね。また車夫は、ただ観光地を案内するだけでなく、お客さんに思い出や心に残る時間を届ける温かくて素晴らしい仕事だと思いました。心から尊敬しています。

――第4話の見どころと視聴者の方へのメッセージをお願いします。

第4話では、大輔が悩みながらもシェアハウスの仲間たちに助けられて、再び夢に向かって進んでいく姿が描かれています。その姿には、僕たち俳優業にも通じるものがあると感じています。僕も大輔も、夢を信じて歩んできたし、これからも信じて進んでいきたい。だからこそ、今夢を持っている方たちにも、「信じて歩き続けてほしい」と思っています。この『浅草ラスボスおばあちゃん』という作品が、観てくださる方一人ひとりにとって、生きる意味や夢に向かう力に少しでも寄り添えるような物語になっていたら嬉しいです。

(C)東海テレビ

【編集部MEMO】
第4話では、森野礼(堀田茜)が働く御江戸区役所が浅草の魅力を伝える動画コンテストを開催。礼や日向松子(梅沢富美男)と同じシェアハウスの住人で、動画クリエイターの花村すみれ(朝日奈央)は、賞金を狙って応募を決める。企画に悩むすみれに、松子は同じくシェアハウスに住む人力車の車夫、轟大輔(長田光平)と動画制作をすることを提案。撮影が進む中、大輔の両親が突然、浅草を訪れることに。なぜか気まずそうな大輔。実は、大輔には両親に言えない秘密があった…。
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画像提供:マイナビニュース