傑作ホラー映画死霊のはらわた」シリーズの新作「Evil Dead Burn(原題)」の撮影がスタートしたことがわかった。英エンパイアによれば、新作はシリーズ生みの親であるサム・ライミがプロデュースし、新鋭セバスチャン・バニセックが監督・脚本を務める。

死霊のはらわた」(1981)はライミ監督、ブルース・キャンベル主演で描いたB級ホラーの傑作で、「死霊のはらわたII」(87)、「キャプテン・スーパーマーケット」(93)の3部作が製作された。2013年にはライミ監督とキャンベルがプロデューサーを務めたリメイク版「死霊のはらわた」(フェデ・アルバレス監督)が公開。23年にはライミ監督とキャンベルが製作総指揮のシリーズ正統続編「死霊のはらわた ライジング」(リー・クローニン監督・脚本)が公開された。テレビドラマとしては、後日談を描いたキャンベル主演「死霊のはらわた リターンズ」が放送されている。

新作を手がけるバニセックは、長編初メガホンをとった「Vermines(原題)」が23年ベネチア国際映画祭の批評家週間で上映された。同作は、フランスの古びたアパートの住民たちが、増え続ける不気味な蜘蛛の大群と戦うホラー映画で、米テキサス州オースティンで開催されるファンタスティック・フェストで作品賞、監督賞を受賞した。

新作「Evil Dead Burn(原題)」のプロットは明らかになっていないが、2年前の「死霊のはらわた ライジング」とは関連しないようだ。キャンベル、バニセックもライミとともにプロデュースを手がける。2026年7月24日に全米公開の予定。

シリーズ生みの親であるサム・ライミがプロデュース 写真:Photofest/アフロ