
女優の吉高由里子が、日本テレビとNNN各局が戦後80年の節目に展開している「いまを、戦前にさせない」プロジェクトで、祖母の故郷である広島を訪れ、被爆者などを取材した。きょう27日の『真相報道バンキシャ!』と、8月15日の特別番組『真相報道バンキシャ!特別編 “終末時計”を早める世界のトップたち』で放送される。
広島に住む91歳の八重子さんは、11歳の時に広島駅の近くで姉と一緒に被爆。姉は約2カ月後に後遺症とみられる症状で命を落とした。
その後も壮絶な体験をしてきた八重子さんは、これまで家族の前でしか自身の体験は話してこなかった。その理由は、当時根強かったという被爆者への差別。「原爆症は伝染する」などの誤った情報が広がっていたため、自身の体験を話すことを、家族から止められていたという。
そんな八重子さんは今年初めて、被爆体験を家族以外に伝えていくことを決意。そこにはどんな思いがあるのか。80年たった“今”だからこそ伝えたい思いを、吉高に話してくれた。
広島市立基町高等学校では、生徒たちが平和について考え、後世に原爆の悲惨さを語り継いでいくために、生徒が被爆者と1対1で話し合い、「原爆の絵」を完成させていくプロジェクトに取り組んでいる。
吉高が話を聞いたのは、内藤愼吾さん(86)と、その被爆体験をもとに絵を描く高校3年生の橋本一檎さん(17)。原爆で家族を失った内藤さんから、周囲の状況、家族への思い、記憶にある情景など、何度も何度も話を聞き、絵を作り上げていった橋本さん。証言ができる被爆者がどんどん少なくなっている中で、このプロジェクトの意義を強く感じている橋本さんから、吉高が感じ取った思いとは。
【編集部MEMO】
『真相報道バンキシャ!特別編 “終末時計”を早める世界のトップたち』では、櫻井翔が、海上自衛隊“最速”のミサイル艇に自ら乗船し、日本近海を頻繁に通過するロシア艦船の動向、海上で起きている異常事態の現場を取材する。
(C)日テレ
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