
「10歳の演歌歌手」として華々しいデビューを飾り、翌年には紅白歌合戦に出場したさくらまや。「17年後の現在」に『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。
今のさくらまやを語る上でのキーワードは「21歳で買った9LDKの大豪邸」と「パチンコ」と「大漁まつり」だ。
まずは「21歳で買った9LDKの大豪邸」。
さくらが住んでいるのは、東京のベッドタウン、茨城県取手市にある9LDKの一軒家。ガレージも庭もついている。5〜6年前に購入したというが職業柄、35年のローンを通すことに苦労したという。
9LDKの一軒家で暮らしている「家族」

広い庭、ゆとりのある玄関とリビングに驚かされたのだが、ソファや椅子の数の多さも目につく。9LDKということで大家族なのだろうか?
さくら「父、母、私、祖母の4人、プラス(犬が)8匹です。ワンちゃんは床ではなくふかふかのソファの上で寝るんです。なのでワンちゃんがいるときは満員になります」
奥には書斎もあり、書類や請求書の作成などをさくらが自分で行なっているという。さくらは2020年に所属事務所から独立し、現在は個人で演歌歌手として活動している。
さくらがこのマイホームを手にしたのは家族のためだった。
学校が終わったらすぐに「仕事」へ

2008年、10歳の時に北海道から上京し、“史上最年少の演歌歌手”としてデビューした。翌年には紅白歌合戦にも出場し、瞬く間に人気を集めた。
さくら「母と2人で上京した。学校が終わったらすぐに仕事に行くような暮らしで、家族はお互いに寂しかったと思います。北海道は年に2〜3回帰れればいい方でした」
その経験が今の一軒家につながったのだろうか?
さくら「家族と暮らしていることにはつながっているかもしれない。やっぱり全員で住みたいという気持ちはあった」
去年からは、北海道の芽室町にいた母方の祖母も自宅に招き、同居を始めた。現在は日本大学の大学院に通っているさくらだが、学業や仕事がない時は、ほとんどの時間をこの家で家族と過ごしている。
祖母は認知症と共に歩行・会話が困難になるパーキンソン病も併発。さくらは介護も担っている。
祖母が「大当たり」してハイタッチ

祖母の認知症が進行する中、今この瞬間を楽しんでくれたら…そんな思いでよく家族で訪れる場所は祖母が大好きだという「パチンコ」だ。打つのは決まって海物語シリーズなんだそう。
この日は祖母が大当たり。二人でハイタッチを交わす。
さくら「やっぱり楽しいですね。しかも今日は並びで3席空いていたので、祖母と母と私で楽しかったです。しかも祖母は熱中し始めると楽しんでくれるので、本当にありがたいです」
勝った日は、一番勝った人が夕食をおごるのだという。この日は寿司を食べると満面の笑顔で語った。
「のどを痛めて歌えなくなるとかがない限りは続ける」

さくら 「これから(北海道の)生田原町に行って“ヤマベまつり”でゲストとしてステージに立ちます。(北海道は)帰ってきたという感じがありますし、地元のみなさんと会えるのは楽しみできょうも頑張ろうと思っています」
事務所を独立して以降、仕事現場でのあいさつ回りや演奏に関する打ち合わせなどはすべて自身で行っている。
ステージで「皆さんこんにちは。さくらまやです」と挨拶の後、デビュー曲「大漁まつり」を歌う。
さくら「ステージは楽しいです。それでお金をいただいて生活ができるのはもちろん幸せなことで、のどを痛めて歌えなくなるとかがない限りは続けると思います」
ただ、認知症の祖母との同居を始めてからは、仕事をセーブしているという。
さくら「今は幸せです。もちろん祖母は認知症ですが、ワンちゃんも私の両親も健康で一番自分の人生の中で幸せな時だと思っていますし、この幸せをできるだけ引き伸ばしていきたいです」
(『ABEMA NEWS』より)

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