
TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』(毎週日曜21:00~)で主人公の総合診療医・徳重晃を演じ、医師役に初挑戦している嵐の松本潤にインタビュー。初共演の小芝風花、新田真剣佑、木村佳乃、田中泯について話を聞いた。
富士屋カツヒト氏による連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』を原作とするこのドラマは、医療における19番目の新領域である総合診療科を舞台にした新しいヒューマン医療エンターテインメント。松本潤演じる魚虎総合病院の総合診療医・徳重晃が、問診を通して病気を診るだけでなく、患者の心や生活背景などから最善を見つけ出し、生き方そのものにも手を差し伸べていく。
松本は、徳重を取り巻く人物たちについて、「キャラクターが個性豊かで、みんなバラバラというのがすごくキーポイント」だと語る。
「全く違う人たちがそろっていて、且つ、僕は新しく魚虎総合病院に来たという設定で、初めましての空気感でやっているので、話が進んでいく中でどう連携が取れていくのかなというのは、僕自身すごく楽しみにしているところです」
新米医師・滝野みずきを小芝風花については、「白目がきれい」と称える。
「なかなかあんなにきれいな白目の人はいないんじゃないですか。あと、柔道をやっていたというキャラクターで、本人もおっしゃっていましたが、体幹がブレないような姿勢をキープしたいと思ってやっているのがすごく伝わるお芝居をされているなと思いました」
魚虎総合病院の外科部長の息子で外科医の東郷康二郎役の新田真剣佑については、「役とのギャップがすごくある」と印象を述べる。
「普段は僕に対してはすごくフレンドリーに接してくれますが、役だと対立するというか、考え方が遠い役柄同士なので、話していると妙な間ができることが多いんです。その妙な間を作る、見つめ合っている時間が印象的ですね。きれいな顔をしているなと思って(笑)」
小児科医の有松しおり役の木村佳乃も、役とのギャップが大きいという。
「佳乃さんは普段ものすごく明るい方なので、一番ギャップがあるかもしれません。役に入った瞬間に声のトーンからボリュームから一瞬で変わるので。普段は明るく笑顔を絶やさない方が、本番になった瞬間にスイッチが入る感じは、すごい女優さんだ! と思います」
徳重の恩師・赤池登役の田中泯との共演も楽しんでいるようで、「泯さんはすごく面白いです」とうれしそうに話す。
「ダンサーとして、アーティストとして尊敬しているので、どういう芝居をするんだろうとか、どういう風に芝居にアプローチするんだろうと興味津々で、現場でもよく観察させてもらっているんですけど、自然体でいるけどいろいろ考えているというか、感じるという言葉が正しい気がします。頭で考えるというよりも、五感を使って感じて、それを体現するみたいな感覚がすごくあるので、それをどのタイミングでどう思っていたのかというのを観察させてもらっています」
そして、27日放送の第2話について、「1話もそうでしたが、総合診療科が何をやっているのかということを描く上でも大事なストーリーになっています。このドラマは、温かいヒューマン医療エンターテインメントと銘打っていますが、このドラマらしい非常に心温まるいい話になっているのではないかなと思います」と手応えを口にしていた。
■松本潤
1983年8月30日生まれ、東京都出身。嵐のメンバーとして1999年「A・RA・SHI」でCDデビュー。俳優としては『花より男子』シリーズ、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズなどに出演。2023年放送の大河ドラマ『どうする家康』で、大河ドラマ初出演にして初主演を務めた。
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(酒井青子)

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