
全体的にサイズアップ、使い勝手も向上?
メルセデス・ベンツは、ブランド初のEVワゴンモデル『CLAシューティングブレーク』を正式発表した。3月に公開された『CLAクーペ』の派生モデルで、より広い室内と大きな荷室を持つバリエーションとなる。
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新型CLAシューティングブレークは、全長が4723mm(先代比+35mm)、全高が1469mm(先代比+27mm)、ホイールベースは2790mm(先代比+61mm)と、全体的にサイズアップしている。
これにより、後席のヘッドルームは7mm(新型クーペ比で26mm)増え、前席では14mm拡大。レッグルームも前後席ともに11mm増加している。
荷室容量は455Lで、新型クーペ比で50L増加したが、先代シューティングブレークと比べると30L減少。しかし、新型CLAシリーズでは初めて101Lの「フランク(前部トランク)」が採用されたことで、最大容量は71L増の1290L(後席格納時)となる。
パワートレインはクーペと共通で、85kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は最大761km(クーペ比で30km短い)。ラインナップは最高出力271psの『250+』と、353psのデュアルモーター仕様『350 4マティック』の2種が用意され、四輪駆動モデルの後者では最大1800kgの牽引能力を備える。また、1.5Lエンジンを搭載するハイブリッドモデルも来年追加される予定だ。
インテリアもクーペと共通で、10.25インチのデジタルメーターと14インチのセンタータッチスクリーンを標準装備。助手席用の14インチディスプレイもオプションで用意され、キャビン全体を覆う大型サンルーフも装備される。
また、電動テールゲートやルーフレールも標準装備となる。
CLAシューティングブレークの価格は未発表だが、ベースとなるクーペの約4万5000ポンド(約890万円)を上回る見込み。デリバリー開始は来年初頭を予定している。
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