
【MLB】カージナルス1-3パドレス(7月26日・日本時間7月27日)
7月26日(日本時間7月27日)に行われたセントルイス・カージナルス対サンディエゴ・パドレスの一戦で、“パドレスの悪童”こと、マニー・マチャドへの死球を機に、両軍が入り乱れる乱闘騒ぎが起こった。
9回表パドレスの攻撃。追加点の欲しいパドレスは、この回先頭の8番ブライス・ジョンソンの2ベースを足がかりに攻め、そのジョンソンが犠打で三塁へと進むと、1番タティスJrのショートゴロの間に生還し、3-1と待望の追加点を得ることに。さらに続く2番のルイス・アラエスにもヒットが飛び出し、2死一塁と、カージナルス4番手のアンドレ・グラニーヨを攻め立てた。
しかしこの好機に打席に立った3番のマチャドに対しグラニーヨは、2球でカウント0-2と追い込みながらも、勝負の3球目に投じた内角やや高め、154km/hの直球がマチャドの左脇腹付近を直撃。すると5回の第3打席でも死球に見舞われていたマチャドは、相当“カチン”と来た様子でマウンド上のグラニーヨ、捕手のヨエル・ポソを睨むと、不穏な空気を察して歩み寄った球審に対し、自身の指を“2回目”を意味するVの字にして見せながら、凄まじい剣幕で怒りをぶつけることとなった。
こうした“ただならぬ気配”に、両軍のベンチやブルペンからは一斉に選手やコーチらが集まってくることとなったが、それでも怒りが覚めやらぬ様子のマチャドは、ひたすら“Fワード”を含む文句を連発。するとフラリと近づいてきたカージナルスのジョン・ジェイアシスタントコーチがマチャドに応戦したことから、マチャドはさらに激高。ジェイコーチに掴みかからんと詰め寄ると、主砲ウィルソン・コントレラスらが両者の間に割って入り、結果として両軍が激しく揉みあうこととなった。こうした事態にファンからは「怖すぎる」「2回目はキレる」「この2試合で何個目の死球よ」「つかコントレラスも大変やでw」「マチャドに報復死球当てる度胸スゴい」「マチャドいつもキレてて安心w」といった様々な反響が巻き起こることに。
こうした事態となったのは、前日の試合でコントレラスが死球に見舞われた際に両軍が睨みあう事態となったことがあり、その後、一夜明けて臨んだこの試合でも、2回にパドレスのジェイク・クロネンワース、4回にはコントレラス、5回にはマチャドと、短期間で両軍ともに立て続けに死球に見舞われていた。さらに9回に起きたこのマチャドによる騒動の直後のカージナルスの攻撃で、コントレラスがこの日2回目、死球を食らうという前代未聞の事態に。穏やかならぬ気配が漂う中、明日も同じカードでの対戦が予定されているだけに、これ以上、報復合戦じみた事態とならぬよう、プレーでの勝負に期待したいところだ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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