
台風8号が7月27日21時に沖縄本島近海で36時間ぶりに台風に復活し、進路を西よりに変えています。ただ、台風が熱帯低気圧に変わっていた期間でも、周辺には、発達した積乱雲の塊が散在しており、沖縄・奄美地方では、大雨に警戒が必要な状況は続いています。また、北上中の台風9号は小笠原近海にあって、今後、速度を落とす見込みです。
台風8号と台風9号の2つの台風によって上昇した空気が、その北側の太平洋高気圧の張り出しのところで下降し、この張り出しを強めています。この強まった太平洋高気圧の張り出しは、2つの台風の動きに影響を与えていますが、同時に西日本から東日本では体温越えの厳しい暑さをもたらしています。台風と猛暑、ともに警戒してください。
(気象予報士・饒村 曜)

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