
【MLB】レッドソックス 4ー3 ドジャース(7月27日・日本時間28日/ボストン)
試合の明暗を分けたシーンだった。1点を争う場面にてセカンドベースを巡る攻防が発生。二塁ランナーのキム・ヘソン内野手の帰塁とレッドソックスの二塁手ラファエラ内野手のどちらが早くベースにタッチしているかを巡ってファンの間でも意見が分かれた。
ドジャースはレッドソックスのクローザー、チャップマン投手の乱調で無死一、二塁のチャンスを作る。しかし、打席に入った大谷翔平投手はレフトフライに倒れた。
その直後に調子が悪いチャップマンが緊急降板という形となり、ヒックス投手がリリーフで登場した。
3番、テオスカー・ヘルナンデス外野手と顔を合わせると、このタイミングでドジャースのロバーツ監督はセカンドランナーの代走にキム・ヘソン内野手を起用。大きく勝負を仕掛けた。
しかし、カウント3ー2から放ったテオスカー・エルナンデスの当たりはセカンドライナーでアウト。キャッチしたラファエラはそのまま、頭からセカンドベースに向かった。
セカンドランナーのキム・ヘソンは、一度逆を突かれながらもヘッドスライディングで二塁に帰塁。どちらが先にベースにタッチしたかは際どい判定だったが、審判はセーフとジャッジ。この判定に納得がいかないレッドソックスはチャレンジを要求した。

両者ともに頭からベースに突っ込んだ珍しいシーンは、ABEMAのコメント欄やSNSでも話題に。ファンからは「へソンの1ミリ」「へソンよく戻ったな」「同時に見えるが」「すげーなこれ」と多くの反響が寄せられた。
その後、リプレイ映像が流れると、ほんのわずかにラファエラのタッチが先だったことが発覚。判定はアウトへと覆り、ドジャースからすると絶好のチャンスでダブルプレーに終わってしまった。
このワンプレーが試合結果を大きく左右し、ファインプレーでピンチを凌いだレッドソックスが4ー3で接戦を制した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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