
※『ウマ娘 プリティーダービー』メインストーリー第2部のネタバレを含みますので、ご注意ください。
7月22日、『ウマ娘 プリティーダービー』にて、メインストーリー第2部の完結編となる後編が公開されました。
……まあ、率直に言ってすごくよかった! 公開されたばかりの後編についてのネタバレは避けますが、熱くて、尊くて、涙が溢れる物語でした。
2024年3月から実装されたメインストーリー第2部では、チーム<アスケラ>に所属するラインクラフトを中心に、シーザリオ、デアリングハート、エアメサイアといったウマ娘たちが、ティアラ路線の舞台でしのぎを削る、熱い物語が描かれてきました。
そして、今回公開された後編では、新たな主役として自由奔放な天才ウマ娘・フサイチパンドラが登場。最初はちょっと危ういところの多いウマ娘だった彼女が、いかに成長し、歴史に名を刻んでいくのかが描かれるストーリーとなっています。
本記事では、メインストーリー第2部後編で中心人物として描かれるふたりのウマ娘が、それぞれ前編、中編でどのような物語を紡いできたのか。振り返っていきたいと思います。
そして、今回電ファミニコゲーマーでは、メインストーリー第2部完結を記念して、物語の鍵を握るふたりのウマ娘を演じた声優陣へインタビューする機会に恵まれました。
ひとり目はラインクラフトを演じる小島菜々恵さんです。ラインクラフトは、第2部前編、中編にて物語の中心として描かれてきたウマ娘であり、第2部全体の主役と言っても差し支えない存在でしょう。
ふたり目はフサイチパンドラを演じる佳原萌枝さん。彼女の本格的な出番は第2部の後編から。ラインクラフトの想いを「繋ぐ」重要な役割を担うことになるウマ娘です。
今回の記事の内容を知っておくと、メインストーリー第2部はもちろん、明日掲載のインタビュー記事をより楽しめると思うので、ぜひこの機会に、彼女たちの蹄跡を一緒に辿っていきましょう。
『ウマ娘 プリティーダービー』公式ポータルサイトはこちら『ウマ娘 プリティーダービー』公式アカウントはこちら太陽のように周囲を照らし、想いを「繋ぐ」ために走ったラインクラフト
ラインクラフトをひと言で表すと「元気で天真爛漫なウマ娘」でしょうか。いつも笑顔を絶やさず、周囲を明るく照らす太陽のような存在です。
朗らかな性格を象徴するように、個別に描かれる「ウマ娘ストーリー」での登場シーンは、日向ぼっこに興じているところでトレーナーと出会う様子が描かれています。
彼女が目指すのは、ティアラ路線で鮮烈な蹄跡を残した、メジロラモーヌやエアグルーヴといった偉大なウマ娘たちのようになること。
デビュー前からトリプルティアラ(桜花賞、オークス、秋華賞)を制覇するという大目標を掲げ、トレーナーとともに歩んでいくこととなります。
ほがらかな印象とは裏腹に、夢に対してはだれよりも熱い情熱を秘めている。このギャップがラインクラフトの大きな魅力です。
メインストーリー第2部は、そんなラインクラフトが中心に描かれる物語。チーム<アスケラ>の一員として、ライバルでもあり友人でもあるシーザリオとともに、夢に向かって邁進していきます。
持ち前の底抜けの明るさと、目標に対するひたむきな姿勢で、デビュー前から注目を集めるラインクラフト。
シーザリオを筆頭に、デアリングハート、エアメサイアといった強力なライバルたちと、時に激しく競い合い、時に友情を育みながら、レースでの実績を積み重ねていくことになります。
一方で、トリプルティアラを戴くには必須となる、中距離(オークス)への適性には欠けていました。
トレーニングや熱意だけでは越えられない、「適性の壁」という非情な現実……。長く抱いていた目標を果たすことができないことに苦悩しつつも、だれも成し得なかった変則二冠(桜花賞、NHKマイルカップ)を達成することになります。
そうして彼女は当初に描いていた図とは異なったものの、「開拓者」として新たな道を示すという、華々しい戦績を残しました。
こうして、次世代に自身の走りを繋いでいくための一歩を踏み出すことができたラインクラフト。しかしそこからの道のりは決して順風満帆とは言えず……?
第2部前編・中編を経て、後編へと受け継がれるラインクラフトのひたむきな物語をじっくり味わっていただきたいです。
前編・中編ともに、じっくり読むと2時間近くかかる、まさに映画並みにも匹敵するボリューム。誇張抜きに、それ以上の感動と満足感が得られることをお約束します。なお、「繋ぐ」ことは第2部に一貫した骨太なテーマとなっており、この点に注目することで、第2部後編のストーリーもさらに楽しめるでしょう。
「生まれながらの天才」を自称し、甘え上手なフサイチパンドラ
フサイチパンドラは、「生まれながらの天才」を自称するウマ娘。
「自称」ではあるものの「努力せずに何をやってもうまくいった」成功体験や、両親からデレデレに甘やかされてきたことが、彼女の自信を裏付けてきました。
そんな彼女がレースのシビアさを知らず、「天才だし、何とかなる」と思って挑戦してしまうことは、ある意味で必然だったのかもしれません。
とは言え、その才能は本物。デビュー前からトレーナー陣の目を引きます。一方で、実力を過信する気質から「その根性が気に入らない」という意見も……。
フサイチパンドラも自身にとって都合のよい環境を求めて、“天才である自分”に努力を強いてくるであろう他のトレーナーからのスカウトはサラっと断っていきます。
ウマ娘ストーリーでは、甘え上手なフサイチパンドラに押しかけられるようにスカウトを迫られる、コメディタッチな展開を楽しめます。
メインストーリーで、フサイチパンドラが初登場したのは、第2部中編のラスト。突如として登場に、驚いたトレーナーも多いのではないでしょうか。
そんなフサイチパンドラ、GⅠレースである桜花賞にユルい心構えで挑みますが、結果は惨敗。「天才」の通用しない世界の厳しさを突きつけられます。
ウイニングライブのセンターには立てず、不満を募らせるのでした。
ここからメインストーリー第2部後編へと続き、実質的な主役となりますが……。
じつはメインストーリーでスポットが当たってきたウマ娘は、ラインクラフトを含め、だれしも「目標に向かってひたすらに努力」をしてきました。
フサイチパンドラの「努力を嫌う天才」という性質を考えると、かなり異質な立ち位置にいると言えるでしょう。
紆余曲折を経て、チーム<アスケラ>に紛れ込むように参加したフサイチパンドラ。
その才能に任せて奔放に振る舞いますが、指導役となったラインクラフトのひたむきな走りや想いに触れる中で、どう成長していくのか……? これが第2部後編の最大の注目ポイントとなっています。
あらためて、明日掲載予定のインタビュー記事では、ウマ娘キャストを務める小島菜々恵さんと佳原萌枝さんが、どのように役作りや収録に臨んだのか。ウマ娘に命を吹き込む裏側をたっぷりと語っていただいています。
さらに、取材の場に同席いただいたCygamesのシナリオ担当者におふたりから気になることを質問するコーナーも。
なぜラインクラフトとフサイチパンドラが第2部の主役に選ばれたのか。
史実の競走馬たちが背負った運命をどのように『ウマ娘』の物語へと昇華させていったのか。
などなど、貴重な制作秘話も収録。第2部後編で感動したばかりのトレーナーはもちろん、まだ後編を見ていない方も楽しめる濃密な内容となっています。
インタビュー記事の公開は、明日7月30日12時を予定しています。お楽しみに!
© Cygames, Inc.
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