南米屈指の名門として知られるボカ・ジュニオルスが不振に喘いでいる。

 元ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニアルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデスらを擁するボカ・ジュニオルスは、現地時間27日に行われたアルゼンチンプリメーラ・ディビシオン(国内リーグセカンドステージ第3節でウラカンと対戦。序盤からチャンスを作られながらも、アルゼンチン代表GKアグスティン・マルチェシンの好セーブもあり無失点で凌いでいたが、65分にネットを揺らされ、そのまま0-1で敗れた。

 セカンドステージ開幕から3戦未勝利となったボカ・ジュニオルスだが、その他の公式戦を含めると、直近11試合未勝利と大不振に陥っている。イギリス紙『ガーディアン』や『ESPN』などによると、11試合連続未勝利はクラブ史上ワースト記録とのこと。最後に勝利したのは、4月下旬に行われたアルゼンチンプリメーラ・ディビシオン・ファーストステージ第14節のエストゥディアンテス戦(2-0)まで遡る。

 先月にはFIFAクラブワールドカップ2025に参戦したものの、初戦でベンフィカポルトガル)に勝ち切れず、2戦目ではバイエルンドイツ)に1-2で敗北。決勝トーナメント進出の可能性を残す中で迎えた最終節では、“アマチュアチーム”のオークランド・シティ(ニュージーランド)に初勝ち点を献上し、2分1敗未勝利で大会から姿を消した。

 8月9日に控える次節はホームでラシン・クラブとの対戦に。ウラカン戦で奮闘した守護神マルチェシンは「リーグは始まったばかりで、次のページをめくらなければならない。とても残念だが、ホームではできる限り最高の状態を保つ必要がある」と切り替えを強調した。

苦戦が続くボカ・ジュニオルス [写真]=Getty Images