
イラストレーターの福田雄一さんの漫画「KY活動」がインスタグラムで7300以上の「いいね」を集めて話題となっています。
工事現場において、欠かさず記入して貼り出すことが必要な「KY活動表」。新人が書かされることが多いのですが……という内容で、読者からは「厄介なKYおじさん」「意外といい上司かも?」などの声が上がっています。
現場での「KY」に感じた違和感
福田雄一さんは、インスタグラムで漫画を発表しています。作品について話を聞きました。
Q.漫画「KY活動」を描いたきっかけを教えてください。
福田雄一さん「現場での『KY』という言葉が、一般的に認知されている意味とは異なることに違和感を覚えていたからです」
Q.「KY活動表」とは、どのようなことを記載するものなのでしょうか。
福田雄一さん「その日の作業内容に応じて、危険予測事項を書くというものです。これからの季節ですと、『熱中症予防のために水分を取る』のような記入が増えます」
Q.読者から、「何のために書かされているのか分からない」という意見がありましたが、明確な目的は何だと思いますか。
福田雄一さん「『けががないよう、安全に作業するための確認』ということは皆さんも理解しているかと思いますが、用紙に記入することで何か変わるのかは怪しいです」
Q.新人さんにちょっかいを掛ける上司を見ると、どのような気持ちになりますか。
福田雄一さん「傍(はた)から見るとほほ笑ましい光景ですが、当事者になると面倒くさいですよね」
Q.新人さんは、この後どのような対応をしていましたか。
福田雄一さん「苦笑いで切り抜けたといった感じです」
Q.漫画「KY活動」について、どのようなコメントが寄せられましたか。
福田雄一さん「『建設業の用語が知れて興味深い』という声がありました。また、建設業の方々からは共感の声も多かったです」
オトナンサー編集部

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