
将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第3局が7月29日、北海道千歳市の「ポルトムインターナショナル北海道」で行われている。前日の28日に会見に応じた藤井王位は、函館から鉄道で千歳市入りしたことを報告。新千歳空港直結の対局場にも関わらず、あえて鉄道移動を選んだ“鉄オタ”っぷりでファンを驚かせていた。
対局場の「ポルトムインターナショナル北海道」は、2020年2月に新千歳空港国際線旅客ターミナルにオープンしたプレミアムホテルだ。「旅に出逢いと彩りを」をコンセプトに、日本の多彩な美術・工芸品を展示していることも特徴。将棋のタイトル戦は初開催とあり、この空間でどのような名局が生まれるのか期待が寄せられている。
両者は、対局前日の28日に現地入り。挑戦者の永瀬九段は羽田空港から空路で新千歳空港に入ったが、藤井王位は別行動を取り、空路で函館に入った後、鉄道を利用して新千歳空港に到着した。
函館空港から新千歳空港間の電車での移動時間は、乗り換えを含めて約3時間30分。対局前日とあれば、極力移動での負担を減らしたいと考える棋士が多いと思われるが、将棋界屈指の鉄道ファンで「日本鉄道賞」の選考委員も務める“乗り鉄”の藤井王位はあえての鉄道移動を選択。
「眺めであったり、気動車の音や雰囲気を楽しむことができた」と笑顔を見せた藤井王位は、壮大な駒ヶ岳や噴火湾などダイナミックな風景を満喫し、たっぷり“鉄分補給”して英気を養ったようだ。
ニコニコと満足気な表情を見せた藤井王位に、ファンはただただ驚くばかり。「マニアックな楽しみ方」「函館から来たのか」「鉄道移動まじかw」「海沿い走ったのかなぁ」「列車移動いいよね」「やばw」「普通に体力すごい」「鉄分補給できてよかったねw」「流石すぎる」など様々な声が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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