東証プライム市場に上場している個別株式について、2025年7月28日(月)の騰落率ランキングをお伝えします。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値上がりトップ3

1位:太平洋工業〈7250〉……前日比+374円(+21.24%)/終値2,135

【売買材料】

7月25日(金)取引終了後、同社はMBOの一環として、太平洋工社長で創業家の小川哲史氏が代表取締役を務めるCOREが同社株の非公開化を目指しTOBを実施すると発表。これを受けて同社株に買いが殺到し、TOB価格の1株あたり2,050円を超えて上昇した。

2位:ユーグレナ2931〉……終値:前日比+78円(+18.27%)/終値505円

【売買材料】

7月25日(金)取引時間終了後、25年12月の連結業績予想を上方修正した。特に営業利益は前期比8.0倍増という大幅な増益となっており、これが好感され買いが集中した。

3位:ホギメディカル〈3593〉……前日比+700円(+17.68%)/終値4,660円

【売買材料】

同社はこの日、英国メディア「マージャーマーケット」有料会員向け英文記事にて25日に報じられた、株式の非公開化検討についてコメントを開示した。同社は「非公開化の検討を含めた企業価値向上に向けたさまざまな可能性を検討しているが、現時点で決定した事実はない」と表明。こうしたなか、TOBに対する思惑が広がり買いが膨らんだ模様。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3

1位:SCREENホールディングス〈7735〉……前日比-1,190円(-9.74%)/終値11,030円

【売買材料】

7月25日(金)取引終了後、同社は4~6月期連結決算を発表。増収ではあったものの減益としたことが嫌気され、売りが広がった模様。

2位:三井松島ホールディングス〈1518〉……前日比-620円(-9.32%)/終値6,030円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。

3位:アドバンテスト〈6857〉……前日比-1,030円(-8.96%)/終値10,465円

【売買材料】

7月25日(金)取引時間終了後、欧州系大手証券会社UBSが同社の投資判断を「ニュートラル」から「売り」に引き下げたことが嫌気された模様。