Jリーグは29日、2025-26シーズンサッカー競技規則の適用開始日に合わせて、「キャプテンオンリー」のガイドラインを実施することを発表した。

 「キャプテンオンリー」とは、重大な状況や重要な事象または決定の後に、競技者が主審を威嚇したり取り囲んだりすることを防ぐ目的を持ったルール。主審は、必要に応じてキャプテンまたは事象にかかわった競技者に重要な決定について説明し、その際に各チームから主審に話しかけることができるのは1人の競技者(通常はキャプテン)のみに限定されるという。なお、主審は他の競技者に主審自身とキャプテンに近づくことがないように(口頭または身振りで)指示、または促すことが可能。チームキャプテンは、チームメイトを主審から遠ざけるように働きかける責任がある。

 一方、キャプテン以外の競技者と審判の通常のやり取りは認められており、キャプテンを含め、言葉や行動で異議を示す競技者にはイエローカードが提示される。他にもキャプテンがGKや外国籍選手の場合の対応は、代理の選手を立てることが可能。しかし、どの競技者が代理となるかを、キックオフ前のコイントスまでに主審に伝える必要があり、選手交代で代理の選手が変更となる場合は、選手交代の際に主審に伝える必要がある。

 2025-26シーズンサッカー競技規則の適用開始日は以下の通りとなっており、30日(水)開催の「明治安田Jリーグワールドチャレンジ2005」横浜F・マリノスリヴァプールでも適応されることが決まった。

◼︎適用開始日
2025明治安田J1リーグ8月9日(土)
2025明治安田J2リーグ8月2日(土)
2025明治安田J3リーグ8月16日(土)
2025JリーグYBCルヴァンカップ9月3日(水)

Jリーグが「キャプテンオンリー」のガイドライン実施を発表