
将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は7月29日、北海道千歳市の「ポルトムインターナショナル北海道」で第3局の対局を行い、手番の永瀬九段が47手目を封じて指し掛けとした。あす30日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
6連覇を目指す藤井王位に、王位初挑戦の永瀬九段が激突する“真夏の七番勝負”は第3局に突入。シリーズは藤井王位が2連勝中で、防衛に突き進んでいる。
これまでの2局では角換わりの戦型が選ばれていたが、本局では先手矢倉、後手雁木の持久戦に。互いの構想を探るようにじりじりとした戦いが繰り広げられていたがが、1日目の夕方に藤井王位が開戦を決断。盤上の緊張感が高まっている。
午後6時に立会人の島朗九段(62)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の永瀬九段はすぐに封じる意志を示して指し掛けとした。
封じ手時点でABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。激戦が見込まれる2日目の戦いで、先に抜け出すのはどちらか。第3局はあす30日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。持ち時間は各8時間の2日制。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲永瀬拓矢九段 4時間22分(消費3時間38分)
△藤井聡太王位 4時間3分(消費3時間57分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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