●「キャラクター化した自分に似てる!」「私に似てるな」
ショートコントアニメ『ぽちゃーズ』(フジテレビ『EXITV』内で毎週火曜25:15~放送、FOD・YouTube・TikTokで毎週水曜17:00~配信)では、きょう29日の放送からガールズグループ・SAY MY NAMEが新主題歌「ShaLala(Japanese ver)」を担当。さらに、日本人メンバーのHITOMIとMEIが、新キャラクター役で声優に初挑戦している。

演じるのは、双子なのに全く気が合わない「ぽちゃ姉ネコ」(HITOMI)と「ぽちゃ妹ネコ」(MEI)。収録を終えた2人にその感想や、結成からまもなく1年になるグループ活動などについて、話を聞いた――。

○本職の技術に「本当に尊敬します」

――声優初挑戦ということで、このお話を聞いた時の感想はいかがでしたか?

HITOMI:声優のお仕事はずっと挑戦したいなと思っていたので、すごくうれしかったです。それに、私たち用に『ぽちゃーズ』のキャラクターを作っていただけたのも、うれしいです。

MEI:私はアニメが大好きなので、実際に声優さんがスタジオで声を当てているのを想像しながら、「自分がそこに行くんだ!」とワクワクした気持ちでした。

――『ぽちゃーズ』の印象は、いかがでしたか?

MEI:私はイラストを描くのが好きで、自分をキャラクター化した時に、ちょっとぽちゃっと膨らませて描いていたんです。だから、今回のキャラクターはまさにぽちゃぽちゃしてて、「似てる!」と運命を感じました。

HITOMI:最初に見た時は愛嬌がある感じなのかなと思ってたんですけど、意外とサバサバ系で、私に似てるなと思いました。

MEI:思った思った!

HITOMI:私は「見た目ふわふわしてるね」とか「かわいらしいね」とか言っていただけるんですけど、内側はめちゃめちゃサバサバしてるんですよ。なので、私も運命を感じました。

――共同生活をされている中で、事前に2人で合わせて練習もしたのですか?

HITOMI:本番で合わせたほうがリアルな感じが出ると思ったので、事前に合わせなかったんです。なので、今日は楽しみにしていました。

MEI:スタジオで「せーの!」って言って合わせました(笑)

――そして実際に収録をやってみて、いかがでしたか?

MEI:声優さんたちが実際に収録してる現場に自分が立っているのがうれしくて、「声優さんのお仕事って、こんな楽しいんだ!」と思える時間でした。

HITOMI:アニメの収録って絵の動きに合わせてやってるじゃないですか。今回、私たちは映像を見ながら声を当てる収録ではなかったのですが、声を録るだけでも大変だったので、プロの声優さんは台本見たり映像見たり、行ったり来たりをどうやってるんだろうと思って、「本当にすごいね!」って2人で話していました。

MEI:しかも感情を込めながら…本当に尊敬します。

――結構な人数で、マイクの前に入れ代わり立ち代わりで声を吹き込むのに、台本の紙の音もさせないのは、職人技ですよね。

HITOMI:私たちは、もうバッサバッサ台本をめくっちゃって(笑)。プロのすごさを改めて感じましたし、声優さんのお仕事にもっと興味が持てました。

○久々の“姉妹”ゲンカ「懐かしかったです(笑)」

――先ほどHITOMIさんが、サバサバしている役柄に共感されているとおっしゃいましたが、MEIさんはいかがですか?

MEI:私は2歳上のお姉ちゃんがいるんですけど、「絶対に言い返す」という共通点を見つけました(笑)。いつもケンカする仲で、何か言われたら絶対に言い返す妹だったので、お姉ちゃんを思い浮かべながら演じていました(笑)

――お姉さんに言い返して勝てたんですか?(笑)

MEI:めっちゃ勝ちます(笑)。お姉ちゃんをイラ立たせるのが得意でした(笑)

HITOMI:私もいつも4つ上の姉とよくケンカをしてましたね。私も毎回勝ってました(笑)

MEI:やっぱり妹が強いんですね(笑)

HITOMI:年齢を重ねてケンカする機会が減ったので、今回久しぶりに“姉妹”でケンカできたのが懐かしかったです(笑)

●曲に合わせて踊るキャラクターの“限界”に注目
――今回はSAY MY NAMEさんが新主題歌「ShaLala(Japanese version)」を担当されています。

HITOMI:アニメのエンディングで流していただけるということ自体、すごくありがたいですし、この「ShaLala(Japanese version)」は、私とMEIちゃんの2人で作詞(訳詞)をしたので、声優とも一緒にチャレンジさせていただけたことがうれしかったですね。

MEI:「ShaLala(Japanese version)」は元々すごく中毒性があって、かわいらしくて青春のピュアさを感じる曲なんですけど、『ぽちゃーズ』の絵とすごく合うんじゃないかなと思います。

HITOMI:『ぽちゃーズ』のキャラクターたちが、曲に合わせて踊ってくれてるんですよ。それにすごく感動しました。

MEI:でもぽちゃぽちゃだから、手と足の動きに限界があります(笑)

HITOMI:それがすごくかわいいので、絶対に最後まで見てほしいです。

○世界のLOVvmEに会いに行ける活動を

――SAY MY NAMEさんが結成されてまもなく1年になりますが、ここまでを振り返っていかがですか?

HITOMI:あっという間でした。この1年でたくさんの経験をさせていただいたなと思いますし、常に思うことは、SAY MY NAMEはLOVvmE(ロミ=公式ファンネーム) がいてくれての私たちなんだとすごく感じるんです。まだ日本デビューしていないんですけど、日本でもすごく熱狂的に応援してくださる方が本当にたくさんいらっしゃって。距離的に遠くにいたとしても、私たちがもっと頑張って、もっと世界のLOVvmEに会いに行けるような活動をしていきたいなと思います。

MEI:ずっと夢見てたK-POPアイドルだったので、常に好奇心旺盛に活動してきたんですけど、1年を振り返ってやっぱり一番うれしかった瞬間は、日本でのファンミーティングでした。韓国でデビューしたので、日本のファンの方がどれくらいいるのか分からなかったのですが、たくさんのファンの方が来てくれたんです。ファンの方の笑顔を直接見ると、すごく力が湧いて、この先もずっとずっとLOVvmEの笑顔を守れるような、笑顔を作れるような存在になれたらうれしいなと思いました。

●「1日1回は何かしら変なことが起こる」共同生活
――韓国での共同生活はいかがですか?

HITOMI:久しぶりの団体生活なので、すごく懐かしい気持ちになりました。

――自分の空間が欲しいと思ったりしないですか?(笑)

HITOMI:思います!(笑)。でも、何をするにもみんなと一緒にいるからこそ、いいところもたくさんあるんです。ご飯も一緒に食べるので、いつでも話を聞いてくれるメンバーがずっと近くにいてくれるのは、心強いなと思います。

MEI:私も1人の時間が欲しいタイプの人間ですが、やっぱりみんなでいるときは、常に幸せだなと感じます。限られた時間でもあるので、毎日毎日、みんなと思い出を作りたいなと思います。私たちSAY MY NAMEはすごく仲が良いので、毎日が面白くて、1日1回は何かしら変なことが起こるんです(笑)

――変なことですか(笑)。例えばどんな出来事がありましたか?

MEI:体型管理をしないといけない時期に、みんなでテーブルに集まってこっそりアイスを食べていたんです。そしたら、マネージャーさんが「コンコン!」って入ってきたので、みんなで一斉に隠れたんです。でも、テーブルにアイスを置いてきちゃったので、「誰~!?」って怒られちゃいました(笑)

HITOMI:あと、4人くらい同じ靴を持ってるから、玄関でちょっと履いて「これ私のじゃない」って探してるんです。「何で名前書かないんだろう?」って不思議に思います。

MEI:ちょっと足を入れて「あっ、これ違うわ」ってやります(笑)。サイズは一緒なんですけど、履いた感じが違うんですよ。
○9歳年下のメンバーの“お母さん”に

――HITOMIさんは、そんなグループをリーダーとしてまとめるのは大変ですか?

HITOMI:私はリーダーの経験が今までなかったんですけど、楽しい部分もありますね。一番年下の子は14歳で、私とは9歳差なんです。普通なら、まだ親と一緒に暮らしている年齢ですよね。だから私もたまに“お母さん”になって、基本的なことではあるんですけど、社会の上で大事なことを教えたり、みんなと共有し合っています。これから社会に出て、一人の人として生きていく上で必要なことを、教えてあげられるところは教えてあげているつもりでいます。

――これまで所属してきたグループのリーダーに対しての見方も変わったのではないでしょうか。

HITOMI:私は今6人の妹たちを見ていますが、IZ*ONEの時は(クォン・)ウンビちゃんが11人の妹たちを見てくれていたので。すごく大変だったんだなと今になって感じます。今でもたまに連絡するんですけど、「ありがとうございます」と心から思いますね。

SAY MY NAME歌手や俳優として活躍するJAEJOONG(ジェジュン)が設立し、最高戦略責任者(CSO)を務める事務所・iNKODEから2024年10月にデビューした初のガールズグループ。JAEJOONG自身がプロデュースを手がけ、日本出身のHITOMI(ヒトミ)とMEI(メイ)、タイ出身のKANNY(カニー)、韓国出身のSOHA(ソハ)、DOHEE(ドヒ)、JUNHWI(ジュニ)、SEUNGJOO(スンジュ)と、新たに合流した中国出身のSHUIE(シュイ)の8人で活動中。
(中島優)

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