
カシオ計算機は7月29日、ギタリストの理想的な音作りを支援するスマートフォン向けアプリ(iOS版)『TONEBOOK(トーンブック)』を発表した。アプリのダウンロードは無料で、一部有料コンテンツを提供する。
プロの"秘伝のタレ"を覗き見! 機材セッティングを動画で共有
これまでギタリストは、理想の音色があってもそれを再現するための具体的な機材セッティングが分からず、音作りに多大な時間を要する、不要な機材を購入してしまう、といった課題を抱えていた。『TONEBOOK』は、この課題を解決するアプリだ。プロのアーティストやほかのユーザーが作成した「音作りレシピ」を通じて、ギターサウンドの探求を強力にサポートする。
アプリの最大の特徴は、ギター、エフェクター、アンプといった機材の接続順や各機材のノブの位置までを網羅した詳細なセッティング情報を確認できる点だ。さらに、そのセッティングで実際に演奏された動画と出音もセットで提供されるため、文字情報だけでは伝わらないサウンドのニュアンスを直感的に理解できる。これにより、憧れのサウンドを再現するだけでなく、思いもよらなかった音の組み合わせを発見し、新たな創作意欲を掻き立てるきっかけにもなるだろう。
有料コンテンツとして、著名なアーティスト自身が作成した「音作りレシピ」も購入可能。憧れのアーティストが実際のライブで使用する機材セッティングを本人の演奏映像付きで確認でき、同じ音色を自分のギターで奏でることも可能だ。有料コンテンツは500円から(コンテンツ内容により変動)。
さらに、ユーザー自身が作り上げたこだわりのセッティングを「音作りレシピ」として投稿し、他のギタリストと共有する機能も備える。ギタリスト同士がノウハウをシェアするコミュニティの場を提供することで、演奏の楽しさを広げていく狙いだ。

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