
飢餓が深刻化するパレスチナ・ガザ地区で、一連の衝突が始まってからの死者が6万人を超えたことがわかりました。
ガザの保健当局は29日、2023年10月の戦闘開始以降、パレスチナ側の死者が6万34人になったと明らかにしました。負傷者は14万5870人に上っています。
イスラエルは飢餓が深刻となっているガザ地区で、一部地域での戦闘をやめて、これまで制限していた物資の搬入を緩和しました。しかし、国連機関が訴える1日当たりトラック500台分の物資には到底足りず、栄養失調などでの死者は増え続けています。
こうした中、イスラエル軍はガザ地区南部ハンユニスで、イスラム組織ハマスの戦闘員を排除したと発表するなど、攻撃の手を緩めていません。停戦交渉も難航していて、犠牲者はさらに増えることが予想されます。(ANNニュース)

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