【映像】9階の高さから逆立ちジャンプ→4回転宙返りした瞬間

「世界水泳シンガポール2025」17日目が7月27日に行われ、ハイダイビング男子決勝ではジェームス・リヒテンスタン(アメリカ)が最終スコア428.90点で金メダルを獲得した。

【映像】9階の高さから逆立ちジャンプ→4回転宙返りした瞬間

 アメリカ代表の30歳ジェームス・リヒテンスタンが披露したのは『629C』。27メートルの高さから、逆立ちポーズで飛び込み4回転半宙返りをするという恐怖の大技を見事にやってのけた。

 飛込の準備が整ったリヒテンスタンは、飛込台の先端に後ろ向きに直立。前傾姿勢で両手をつくと、両脚を広き、着いた手を両脚の間に引き寄せる。そして、集中を高めながら両脚を挙げて逆立ち。両脚をピタリと閉じて天に突き立て静止すると、次の瞬間、膝を曲げて勢いをつけ、宙返りをしながら飛び込んでいった。

 解説を務めた寺内健氏は「いいですね!しっかりとまとめてきました」と一連の動作を絶賛。続けて「これの難しいところは、ちゃんと腕でジャンプしてるんですよね。そこからの宙返りはものすごく良い回転でした」と褒め称えた。

【映像】9階の高さから逆立ちジャンプ→4回転宙返りした瞬間

 リヒテンスタンは、飛び込んだ直後にしっかりと膝を抱え込み、美しく無駄のない回転を披露。脚からしっかりと入水したもののやや飛沫があがってしまった。その理由について寺内氏は「若干回りすぎですね。角度としてはまっすぐに近いので大きな減点はないですが、ノースプラッシュはしにくい姿勢となってます」と説明。身体を開くタイミングをもう少し早くすることでより高得点につなげられた可能性があるとコメントした。

 6.5から8.0とジャッジに開きが出たこともあり、難易度の高さに対してスコアは120.40と伸び切らず。しかしポイント285.80でこの時点で1位になっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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