
同族企業は経営者一族ばかりがいい思いをしている、といった不満はよく聞くが、跡取り息子という立場で働くのも、場合によってはつらいようだ。
投稿を寄せた30代男性は、「世襲3代目の経営者みならいで、必死に勉強をしている身分」だという。
「それなりに会社の人たちと飲みに行ったり、相談に乗ったりとうまく付き合えてると思ってます。問題は理事長こと、父親です」
会社の同僚との関係は良好だが、父親が悩みの種だという。その父親は「昭和のパワハラ、セクハラ、モラハラは当たり前」だという。(文:西荻西子)
「いまだに半世紀前の価値観まるだし」
「ゴールデンウイーク前の前日の全体会議では『会社の不測の事態に対して、家からどこにも遊びに行くな!』など物凄いことをさも当然かのように言ってしまうポンコツです」
その父親の仕事論は、「いまだに『土日は仕事しろ』だの、『サビ残は当たり前』だの『休出は昔は当たり前だった』と半世紀前の価値観まるだし」だという。しかし、その父親本人はそんなに熱心には働いていないようだ。
「毎日午前中にきて、YouTubeを見てお昼には帰っていきますが、同僚も我慢の限界。『お前には悪いけど』って前置きしてはしてくれますが、ボロッカスのいい放題」
会長に対して同僚から不満が出ているが、息子である男性自身は「的を射てるので私は爆笑してます」と語る。
「極めつけは社内で、私に対して、名前で呼びつけたり、自分のことを『父さん』と呼びつけたり。公私混同がやばいっす」
その上で男性は「『どうせ給与いいんでしょう?』って声聞こえてきそうですが、月手取りで22万くらいですよ」とも書いていた。確かに安月給ではあるが、将来的には会社も自分のものになる。父親を超える経営者を目指してもらいたいところだ。
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