
求人情報誌で見た好条件の求人。しかし、面接で告げられたのは、掲載内容とはかけ離れた仕事内容と、社長の衝撃的な言い分だった。投稿を寄せた50代男性(東京都)が「あれは今から20年ほど前の、地方都市での出来事です」と面接での衝撃的なエピソードを明かした。(文:西荻西子)
「当時働いていた会社が突然事業を停止したため、慌てて次の職探しをしていました。そんな時に求人情報誌で、当時のその地方としては好条件の求人を見つけたのです」
仕事内容も不動産に関係なし、まさかの「新聞勧誘」
その会社は社員10人ほどの不動産会社で、物件の案内スタッフを募集していた。求人情報誌に掲載されていた条件は「経験不問、社保完備、交通費全額支給、賞与年2回、固定給36万円+各種手当有」という好条件だった。
学生時代に不動産会社でアルバイト経験があった男性は、早速連絡を取り、翌日に面接に臨むこととなった。しかし、面接官である社長の口から驚きの言葉が発せられた。
「仕事内容は新聞の勧誘ね。給与は完全出来高で賞与も社保もないから」
男性が「条件や仕事内容と掲載内容が違う」と指摘すると、
「いやね、正直に条件やら何やら書いたら、求人載せられないって言うんだもの。で、求人情報誌の営業さんが適当な条件を書いて掲載しましょうって言うからさ。俺は営業さんの提案に乗っただけで、別に悪くないから」
20年前なので、今とはコンプラ意識が多少違う部分もあると思われるが、それを差し引いてもひどい開き直りだ。この発言を受けて男性は「もちろん即座に席を立ち、辞退して帰りました」と振り返る。
また、「当時のその地方では似たような求人募集の広告が横行していたそうです」とも記していた。
「恐らく求人広告を集めたい求人情報誌の営業マンが、あちらこちらでそんな営業をしていたのでしょうね」
めちゃくちゃな話だ。求人情報誌の営業担当者が不適切な掲載を勧めることも問題だが、それを許容した社長にも問題がある。即刻辞退して正解だったと言えるだろう。
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