
友人関係において、「払うべきものを払わない」といった事態は避けるべきだ。それが原因で友情が壊れてしまうこともある。投稿を寄せた埼玉県の50代女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収600万)はかつて、ガソリン代を払わない友人カップルと絶縁したことがある。
30年ほど前、スキーブームだった頃に、当時の彼氏とよくスキーに通っていた。それを知った友人Aが「私も行きたい」と言ってきたそう。
「彼に相談した所、 『自分はその日行けないけど車を貸すから行っておいで』とガソリンを満タンにした車を貸してくれました。」
そこで女性は友人A、友人Aの彼氏の3人でスキーへ向かった。(文:境井佑茉)
行きは全部払ったのに…「帰りの高速代割り勘」に疑問
行きは女性が運転し、高速代を全部支払った。帰りは友人Aの彼氏が運転を代わってくれたが、そこで女性は思わぬ提案をされる。
「料金所手前のSAで休憩中に友人カップルが『高速代を割り勘しよう』と言ってきました。」
当然、往復分だと思った女性は、「行きは私が払ったからその分はいらないので、その代わり帰り分をそっちで払ってくれたらそれで割り勘でいいよ」と答えた。しかし、返事はこうだった。
「いや、帰りの分だよ。すぐ料金所だから」
さらに、提示されたのは3等分ではなく2等分した金額だった。支払いながら「後で行きの分を払ってくれるのかな?」と思ったと語る。
給油ランプが点いていた!「何故言ってくれないのか?」
高速を降り、友人カップルの自宅へ向かった。結局、「またね」と割り勘には一切触れず帰っていったという。「今日は疲れたからまた後日清算するのかな?」と思った女性は、車に乗り込み驚愕した。
時刻は23時過ぎで、女性の自宅までは約40分かかる見込みだった。当時はスマホもなく、近くに営業しているガソリンスタンドがあるかもわからない。不安が膨らむ中、友人カップルに対して疑問が止まらなくなった。
「料金所から友人宅までガソリンスタンドもあったし、SAで給油する事も出来たのに何故言ってくれないのか?」
「そもそもこのエンプティランプはいつから点いていたのか?それによってはガソリン残量がどれくらいか分からないからいつガス欠で止まるか分からない。」
最終的に、自宅へ帰る途中で無事ガソリンスタンドを見つけ給油して帰ることができた。しかし、このガソリン代も当然女性が負担した。
「前からお金に関してなんかおかしかったじゃん」
後日、その2人から高速代やガソリン代の話をされることは一切なく、「また行きたいね」という言葉だけだったそう。モヤモヤした女性は、別の友人Bに相談した。
「事のいきさつを話した所、 『それはおかしい。確信犯でしょ。前からお金に関してなんかおかしかったじゃん、正直私は彼女らと絶縁する』と答えてました。」
実は友人Bも、友人カップルに対して、1円単位での割り勘や、コーヒー1杯を2人で分けるなど、お金への異常な執着を感じていたという。
結局、女性は彼らと絶縁した。「我々とは合わなかっただけだったんだね」と自分を納得させ、今では価値観が合う友人を大切にしているようだった。「金の切れ目が縁の切れ目とは良く言ったものだな」と当時を振り返っていた。
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