
公正な採用選考が求められる中、若い女性に対する面接官の失言は後を絶たないようだ。投稿を寄せた20代女性(東京都/企画・マーケティング・経営・管理職/年収600万円)は、数年前に受けた某中古車販売店の面接での出来事を明かした。
「当時20歳、車の知識はそれほどありませんでした」
面接官は「40~50代くらいの男性社員」が担当し、質疑応答が始まった。「車についての知識はどれぐらい?」と聞かれた女性は、真摯に回答したのだが、返って来たのは耳を疑う答えだった。(文:湊真智人)
「え~知らなかったです~!物知りですね~!」って言うのが仕事?
当時車の知識に自信がなかった女性は、正直にあまり詳しくないことや「もしご縁を頂けるのであれば頑張って勉強します」と誠実な回答をした。しかしその誠意を裏切るように、面接官はこう言い放った。
「あぁ、別に勉強とかしなくていいから。若くてかわいい女の子なんて車のこと知らなくていいんだよ。ニコニコしてお客さんの話聞いて『うんうん』って、『え~知らなかったです~!物知りですね~!』ってお客さんのことよいしょしてればいいからさ!安心して!」
成長意欲を削ぐだけでなく偏見にまみれた言葉に、女性は耐えかねたようだ。
「『それはもう営業じゃなくない…?水商売のお店と変わらないじゃん…』とドン引きしたのを今でも覚えています」
その場では面接官に内心を悟られず、「採用したいと思っているが、責任者は他にいるので後日電話する」と伝えられ、面接は終了した。しかし女性は、当然ながら会社を完全に見限っていた。結論をこう書いている。
「数日後、採用のご連絡を頂きましたが上記のやり取りに不信感しかなく、お断りさせていただきました」
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