
高性能ハイブリッド 年内に発表?
中国の自動車メーカー、長城汽車(GWM)は、新型のフラッグシップスーパーカーの発売準備を進めている。フェラーリ296やマクラーレン・アルトゥーラに挑む構えだ。
【画像】長城汽車はすでに世界展開中【オラ03を詳しく見る】 全17枚
会長の魏建軍氏が、同社の設立35周年を記念して中国のソーシャルメディア『Weibo』に投稿した写真で明らかになった。写真には、ミドシップエンジン車と思われるスリムなスーパーカーを囲む同社幹部たちが写っている。
今年初頭、長城汽車の最高技術責任者(CTO)である呉暉霄氏は中国メディアに対し、同社は5年間にわたってスーパーカーの開発を進めており、カーボンファイバー製シャシーを採用することを明らかにし、「欧州の競合他社よりも優れている」と述べた。
河北省に本社を置く長城汽車は、中国でも歴史の古い大手自動車メーカーで、昨年は世界中で123万台を販売した。国内で販売するオラ(欧拉)とハヴァル(哈弗)のブランドに加え、ピックアップトラックブランドのPoer、高級クロスオーバーブランドのWey、オフロード車ブランドのタンク(坦克)を傘下に持つ。
このスーパーカーは、新たに設立された最上位ブランド『自信汽車(Confidence Auto)』かから販売される予定だ。自信汽車は高級車を専門に扱い、中国BYDのヤンワン(仰望)ブランドと競合することになる。
ヤンワンの電動スーパーカー、U9は、最高出力1250ps、最高速度380km/hを実現し、ニュルブルクリンクを7分18秒で周回した記録を持つ。長城汽車のスーパーカーもこれと同等のパフォーマンスを実現するかもしれない。
詳細はまだ不明だが、今年初めに上海モーターショーで発表された自社開発の4.0L V8エンジンを採用する可能性がある。
長城汽車はV8エンジンの仕様について、ターボチャージャーを2基搭載することを確認したのみだが、最高出力は600ps、最大トルクは81.5kg-mに達するという報道もある。
このエンジンは電気モーターやバッテリーと組み合わされ、プラグインハイブリッド(PHEV)となることから、総出力はさらに大きくなる見込みだ。
新型スーパーカーは、11月末に開催される中国自動車業界最大級のイベント、広州モーターショーで公開される可能性がある。
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