
7月25日にオープンした、沖縄初の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」。今回はこのジャングリア沖縄のプレス向けプレオープンが取材できたので、グランドオープン前に行ってきました。
●【潜入】オープン直前の「ジャングリア沖縄」へ
ジャングリア沖縄は、本島北部の今帰仁村と名護市をまたぐエリアにオープンしたテーマパーク。「パワーバカンス!!」をコンセプトに、やんばるの大自然の中で22種類のアトラクションや、ギネス世界記録に認定された世界最大級のインフィニティ風呂を備える「スパ ジャングリア」などが楽しめます。
主要アトラクションのひとつで、筆者がいちばん楽しめたのは「ダイナソーサファリ」(体験時間:約17分)でした。巨大生物が脱走した設定で、ゲストは熟練ドライバーが運転する大型オフロード車に乗り込み、18頭もの恐竜が生息するジャングルへと潜入。約20mの巨大なブラキオサウルスや、全長約11.6mのT-REXに遭遇し、アップダウンのある悪路をオフロード車に乗って猛スピードで逃走するのですが、ナビゲーターの熱い演技もあいまって、ハラハラドキドキの興奮が味わえました!
●赤ちゃん恐竜を探してジャングル探検! 感動のラストに思わず…
同じ”恐竜”をテーマとした参加型アトラクション「ファインディング ダイナソーズ」(体験時間:約14分)もかなりオススメ。ジャングルで迷子になったパキリノサウルスの赤ちゃんを探すのですが、ジャングルを散策しながら、6頭の赤ちゃん恐竜に遭遇し、触れ合うことができます。道中では吊り橋、トロッコ運転などもあり、ダイナソーサファリとは違った冒険が体験できます。
エンディングもかなり神秘的で、ちょっと感動して泣きそうになったくらい。是非、現地で体験して欲しいアトラクションです。
「ジャングル エクストリームズ エリア」は、約4万5000㎡の広大なジャングルに位置するアトラクションエリア。ここでは、高さ約24.4mのタワーを中心に、最大落差約34mの渓谷や森へ、身体ひとつで大自然に飛び込むような、7種類のエクストリーム施設があります。
たとえば高さ約18mの巨大な4人乗りブランコ「タイタンズ スウィング」は、後ろ向きに上昇後、自身のタイミングで風を切りながら高速スウィングを体験できるというもの。目の前のジャングルから壮大な空へと景色が変わり、その速さは時速最大30kmと迫力満点です。
また高低差最大34mの吊り橋を、ロープを頼りに歩くアトラクション「スカイエンド トレッキング」は、吊り橋といっても床板が敷き詰められているわけではなく、道中は床板の間隔が空いていたり、人ひとりが立つのがやっとの丸太だったり、乗ると傾く板だったりとギミック満載。全長は約84mもあり、一歩間違うと足下のジャングルに落ちてしまいそうになるという、まさに「空を歩く」アトラクションです。
そのほか、カラダにゴムのラインをつけて高さ15mの巨大発射台から放たれる「ヒューマン アロー」や、20mのバンジージャンプでスタートし、そのまま上下に揺られながらジップラインを移動する「バンジー グライダー」などもあり、いずれも手に汗握るアトラクションばかりです。
●自撮りNGなので楽しそうな皆を見ていただけの筆者
プレオープンの取材では、体験しながらの撮影がNGだったため、ワンオペ取材の筆者は「ジャングル エクストリームズ エリア」のアトラクションが体験できずじまい。ほかの取材陣が楽しそうに体験しているのを見ながら、担当編集も連れてきて撮影してもらえば良かった……と大後悔です。
アトラクションはやはり現地で体験するのがいちばん。筆者も近いうちにまた再訪しようと心に誓いながら、シャッターボタンを押してました。
ここからは、プレオープンで感じた、ジャングリア沖縄の攻略法をいくつか紹介していきます。
本島北部にあるジャングリア沖縄までのアクセスは、シャトルバス「ジャングリア エクスプレス」があります。那覇空港や那覇市内(大人2500円・小学生以下1250円/乗車時間 約2時間20分)、名護市役所バス停、オフィシャルホテルズ(一部を除く)、沖縄美ら海水族館から乗車可能。那覇空港からは1日12往復の便が出ていてアクセスが良いです。
ただし、シャトルは県庁前7時10分発〜ジャングリア沖縄9時30分着となる便が最速です。パークの営業開始は現状10時なので、開場待ちの列の先頭を狙うのには、ちょっと心許ない感じ。とはいえ公共交通機関でのアクセスはかなり厳しい(路線バスを降りて1時間くらい山道を歩いて登る)ので、少しでも早めに到着するなら、レンタカーでのアクセスが良さそうです。
●並ばず遊ぶなら? プレミアムパス&アーリーチケットがカギ
続いて、効率良くアトラクションを回る方法です。原稿執筆時はオープンしてから4日ほど経っていますが、SNSなどの評判をみると、どのアトラクションも数時間並ぶといった状況。毎回並んでいたら、1日で全部を回るのはとても無理そうです。
どうしても体験したいアトラクションがあるなら、指定時間に行くことで待ち時間を短縮できる「プレミアム パス」の購入がオススメ。プレミアム パスの発行枚数には上限枠があるので、ジャングリア沖縄のチケットを入手したら、同時にプレミアム パスも抑えておきましょう。
また、JTBでは、パークオープン15分前に入場できる「アーリー・パークイン」のチケット付きホテル・ツアーを販売中。一般のチケットより15分だけですが早くパークに入れるので、その足でプレミアム パスが取れなかったアトラクションへ行く、というのもひとつの手です。
●日差しとスコールに要注意!濡れて遊ぶのもジャングリア流かも
夏のシーズンは、特に暑さ対策も重要です。屋外アトラクションがほとんどで、完全に屋内のアトラクションは、シアタータイプの施設「やんばるフレンズ」(体験時間:約25分)くらいです。各アトラクションで並んで待つことを考えると、帽子や日傘、冷却グッズは必須です。運営側も涼める場所が少ないのは問題視していて、取材中にコンテナルームを使った休憩所を設置していくと話していましたが、数に限りはあるので安心はできません。
ちなみに屋外アトラクションばかりで、雨天はどうするの? という疑問もあるでしょうが、その点に関しては、土砂降りでもジャングル体験はできます。実はプレオープンの取材中、台風が接近していたこともあり、ときおり土砂降りの天気となりましたが、各アトラクションはそのまま体験できました。
当然ながらずぶ濡れにはなりますが、沖縄、特にパークのあるエリアはスコールが頻繁におこる地域なので、濡れても大丈夫な格好で行くのがオススメ。ずぶ濡れになって遊んだあとは、併設のスパ ジャングリアでサッパリして、着替えて退園というのが最適解かなと思います。
●園内には15の飲食施設! グルメ&フードカート巡りも楽しそう
園内には、鳥かごをイメージした席で雄大なジャングルと青空のパノラマが楽しめる「パノラマダイニング」と、熱帯植物に囲まれた屋外レストラン「ワイルドバンケット」があり、沖縄産の素材を活かしたメニューやライブキッチンが用意されています。そのほか、温浴施設にも「トロピカル オアシス」という美食レストランも。園内の各ポイントにはそれぞれ独自のメニューを用意したフードカートも10ヵ所ほど設置されています。
ただ、「パノラマダイニング」は目玉施設のため、オープン後のSNS情報によると、はかなり混雑しているよう。また、「ワイルドバンケット」は屋外レストランとなっているので、天候の状況によっては利用が厳しいかもしれません。
コンビニエンスストアのような何でもマルチに買えるショップは園内にありません。水筒やペットボトルの持ちこみは可能ですが、ベビーフードや乳幼児用おやつ以外のお弁当、お菓子(クーラーボックス含む)の持ちこみは禁止されているので、そのあたりは注意しておきましょう。
●チケットは事前確保がマスト!9月以降が狙い目か
最後にチケットですが、1Dayチケットは6930円(子ども/4~11歳:4950円)でスパチケットは2640円(子ども:1540円)。パーク&スパ1Dayチケットは、500円ぶんのフードカートクーポンがついて9670円(子ども:6490円)です。
原稿執筆時点では7月ぶんのチケットは完売。8月は6日以降でチケットに空きはあるものの、プレミアム パスはほとんどが売り切れ。9月ぶんはプレミアム パスも空きがみられるので、しっかりとアトラクションを楽しむなら、9月以降の来園で計画したほうが良さそうです。
以上が沖縄の新テーマパーク「ジャングリア沖縄」の速報レポートでした。動画も撮影していますので、是非参考にしてみてください!

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