
PCでの実作業を模したベンチマークで測定
マカフィーは、2025年4月に実施されたAV-Comparativesのパフォーマンステストにおいて、測定に参加した全製品中、マカフィー製品がPCパフォーマンスに与える影響が最も少ないという結果が出たと発表しました。
これは、セキュリティソフトがPCの動作に与える影響を測定する評価組織「AV-Comparatives」が定期的に実施している試験で、セキュリティソフトをインストールしたWindows PCでMicrosoft Office(WordやExcelなど)を使って作業したときに、PCの動作がどれくらい遅くなるかを検証するテストです。
「作業内容は毎回同じだが、PCにインストールしているセキュリティソフトは毎回異なる」というテスト環境の結果を比較することで、「セキュリティソフトによって仕事の効率はどれくらい下がるのか?」を数値で確認できるわけです。
この試験は、ウェブ閲覧やアプリのインストール、そして「ExcelからチャートをコピーしてPowerPointのスライドに貼り付ける」「Word文書からテキストを取り出して別の文書に追加する」といった、典型的な仕事場でのPC操作を実行し続ける内容で、実作業におけるPC性能を測ることに適しているとされています。
今回、測定に参加したマカフィー製品のスコアは2.6(数字が少ないほど良い)で全製品中、最も生産性に与える影響が少ないとの判定を受けました(スコアの業界平均値は13.8)。このテストには各社のセキュリティ対策製品のほか、マイクロソフトの無料セキュリティ対策サービス「Microsoft Defender Antivirus」も参加しています。
マカフィー製品は2016年10月以降、すべてのAV-Comparatives パフォーマンステストにおいて最高評価「ADVANCED+」を獲得中。実作業を模した試験でのスコアが良い=「軽い」アプリである、という評価につながる結果とも言えるでしょう。
この場合の「軽い」とは、日々のネット検索やリモートワークの最中において動作が重くならないことを指します。
重要なWeb会議中や配信サービスでの映画鑑賞中に、突然カクついたり、ポップアップが表示されて画面が遮られたりといったトラブルとはほぼ無縁だということです。
要するに「日常でのストレスが少ない」のですね。この測定結果は、快適さと安全性を両立しているというお墨付きとも言えるでしょう。
ちなみに、「ゲーム中に定期スキャンが始まってしまい……」的なことは現在のマカフィー製品では起こりません。PCの挙動を確認しながら、いわゆるゲームモードへと自動的に移行する仕組みになっています。
ゲームに限らず、使用状況によっていちいち手動で設定変更しなくてはならないような「わずらわしさ」とはほとんど無縁なのがマカフィーの最新セキュリティ対策製品です。
良スコアの秘密は「次世代脅威対策技術」への移行
近年、マカフィー製品のシステム性能は大幅に向上しています。その要因の1つに挙げられるのが「次世代の脅威対策技術(Next Generation Threat Protection)」への移行です。マカフィーはこの技術革新により、おもに以下のような改善が実現していると語っています。
上記の通り、マカフィーが開発した次世代の脅威対策技術は「効率化とスピード化」に重点を置いています。その結果、システム全体のパフォーマンスとセキュリティを高めることに貢献している、というわけです。
昨今は、無料のセキュリティ対策製品を導入するのみ、という人も増えていますが、莫大な被害をもたらしているフィッシング詐欺やその詐欺サイトへの対処、個人情報流出の有無をチェックする仕組みなど、有償ならではのセキュリティ対策機能が重要になる局面は、ここ数年急速に増えています。
たとえば無料のMicrosoft Defenderはウイルス対策など基本的な機能の提供となります。一方、マカフィー製品はさまざまな機能と「軽さ」を両立しています。これが「有償」である代わりに得られる、圧倒的な利便性なのです。
なお今回はWindows PC対応製品の測定結果でしたが、実は2025年5月に実施されたドイツのセキュリティソフト評価機関「AV-TEST」によるAndroid向けセキュリティ対策アプリの製品評価テストでも、マカフィー モバイルセキュリティが18点満点を記録しています。

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