理経は、RADWIN(本社・イスラエル)の無線アクセスシステム「TerraNet」の販売を7月から開始することを発表した。

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 TerraNetは、使用にあたり免許・登録が不要な60GHz帯無線アクセスシステム。比較的に長距離、高速な伝送が可能であり、アンテナタイプが異なる三つのモデルを展開している。最大32台の子局接続が可能なため、使用用途や設置環境に応じて柔軟に選択できる。

 伝送速度はギガビットクラスで、高精細な映像の伝送など大容量のデータ通信を容易に低遅延で実現する。光ファイバーの未整備地域など有線インフラ環境がない現場でも、同等レベルでネットワークを構築可能。また、アンテナの方向を自動で調整する機能をもつため、現地での設置作業負担を軽減できる。

 利用例は、災害時のネットワークインフラ、工場・オフィス建屋間での通信、防犯カメラ、スポーツ・ライブイベントでの映像伝送、建築現場での重機の遠隔操作など。

 価格はオープン。初年度で4000万円の売り上げを目標としている。