伝説のロックバンド「オアシス」の元フロントマンリアム・ギャラガーの現在と過去の姿が垣間見えるドキュメンタリー映画「リアム・ギャラガー in ロックフィールド オアシス復活の序章」(原題「LIAM GALLAGHER 48 HOURS AT ROCKFIELD」)が、10月17日から全国順次公開が決定した。併せてポスタービジュアルが披露された。

【フォトギャラリー】リアム・ギャラガーが、2022年6月に敢行した公演を追ったドキュメンタリー「リアム・ギャラガー ネブワース22」場面写真

1991年にソングライターの兄ノエルとボーカルの弟リアムのギャラガー兄弟を中心に結成され、90年代を代表するブリットポップ・バンドとして一世を風靡したオアシス。しかし兄弟仲が悪く、2009年にノエルが脱退し事実上解散、再結成はありえないと言われていた。だが、2024年8月に正式に再結成、翌25年の夏のアイルランドツアーが発表され、往年のファンは狂喜した。日本でも10月25、26日に東京ドーム公演が決定しており、復活フィーバーが沸き起こっている。

本作は、2022年に制作されたリアム・ギャラガーと彼の2人息子ジーンレノンが、最新アルバム「C'Mon You Know」のレコーディングのためウェールズのロックフィールド・スタジオへ向かう様子を追ったオフィシャル・ドキュメンタリー。劇中では、新作3曲をはじめ、ソロ時代の代表曲「Once」「The River」ほか、オアシスの名曲「Supersonic」「D'You Know What I Mean?」の計7曲をリアム本人がパフォーマンスしているほか、兄ノエルとの確執、バンド、音楽、これまでのキャリアの浮き沈み、息子たちへの思いなどを赤裸々に語るインタビューが収録されている。

さらにロックフィールド・スタジオで名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をレコーディングした「QUEEN」のフレディ・マーキュリーの印象、ロッド・スチュワートについてのジョーク、マンチェスター・ユナイテッドの元選手であるエリックカントナにミュージック・ビデオに出演してもらった裏話なども披露。息子たちと訪れたパブでのリラックスした会話などからリアムの現在と過去の姿を捉えた、まさにオアシス再結成までに至る序章的作品だ。

オアシス再結成に至るまでの序章的作品 (C)Sky UK Limited 2022