漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として海外でも広く親しまれているコスプレ。6月には2度にわたり、「世界コスプレサミット」を手掛けるWCSが運営する新たなイベント「コスサミパーティー」が、愛知・名古屋の複合施設・オアシス21にて開催。衣装や小道具を借りて気軽にコスプレ体験ができるコーナーや、アニソンDJによる「コスサミダンスパーティー」なども行われ、会場は大盛り上がりとなった。WEBザテレビジョンでは、見どころ満載だった同イベントに取材参加し、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。

【写真】「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」ロケット団ミクのコスプレを披露したうめぽしさん

■「コスサミパーティー」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?

■「ポケットモンスターピカチュウ(擬人化)/ちなつさん

ポケモン」の特徴的なアイテムであるモンスターボールとのバランスを、どう表現するかにこだわりました。人間のサイズでおもちゃのモンスターボールを持ってもスケール感が合わないので、今回はモンスターボールデザインのビーチボールを用意しました。これならピカチュウのサイズにも合うし、作品の世界観も損なわないので、いい感じに写真を撮っていただけたんじゃないかなと思っています。

また、ポーズやメークにこだわって、ピカチュウの愛らしい表情や雰囲気を再現することにも力を入れました。セクシーさとピカチュウのかわいらしさを両立させるのが目標だったので、自分なりに細かく調整して、こちらの擬人化させていただきました

■「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songsロケット団ミク/うめぽしさん

こだわったポイントは腰のモンスターボールです。イラストと同じサイズ感で、なおかつシルエットもきれいに見せたかったので、いろいろ探してちょうどいいボールを用意しました。存在感もあるので、個人的には大満足な仕上がりです。

■「Re:ゼロから始める異世界生活」レム/ITiRuさん

目を大きく見せるためにアイラインは長めに引いて、その上でつけまつげを付けて、目をパッチリさせました。

■「機動戦士Gundam GQuuuuuuXシャリア・ブルにっしーさん

衣装に関しては、“併せ”をしたコモリ少尉の制服共々、自作で用意しました。ジャケットの衿回りは少し大きく作り、ポージングも含め、威厳のあるアーミー感を意識しました。シャツ衿の階級章、Vゾーンの幅、胸ポケットの配置などは劇中のそれと同様になるように、大きさやバランスは徹底的にこだわっています。

■「機動戦士Gundam GQuuuuuuXコモリ・ハーコート/める子さん

衣装は“併せ”をしたにっしーさんの手作りです。細部まで再現度が高く、丁寧に作っていただけてありがたいです。私自身のこだわったポイントは、ポージングとメークですね。耳を出していた方がコモリ少尉っぽいかなと思い、撮影時には耳がよく見える角度を意識しました。メークに関しては、チャームポイントのホクロと、アイシャドウの色味の再現にこだわりました。

■2025年の夏も、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で続々開催!

こうして大盛況のうちに終了した「コスサミパーティー」以降も、コスプレが楽しめるイベントは全国で多数開催が予定されている。8月には「世界コスプレサミット2025」(8月1日[金]~3日[日]、愛知・栄周辺エリア)や、「コミックマーケット106」(8月16日[土]・17日[日]、東京ビッグサイト)が控えているので、本稿でコスプレに興味を持たれた方は、熱中症予防や暑さ対策をした上で、これらのイベントにも足を運んでみてはいかがだろう。

◆取材・文=ソムタム田井

「ポケットモンスター」ピカチュウ(擬人化)/ちなつさん/撮影:ソムタム田井