【写真・画像】カムチャツカ半島の地震 苫小牧市の高台で「渋滞」発生 芝生にも車…避難の際の心得とは? 1枚目

 30日午前8時25分ごろ、カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震が発生し、北海道太平洋沿岸、青森県太平洋沿岸、岩手県など広い地域に津波警報が出ている。

【映像】公園の「芝生」まで「車」でびっしり

 警報が出ているエリアでは高台や避難ビルなど安全な場所への避難が呼びかけられているが、高台にある北海道苫小牧市の緑ヶ丘公園を撮影した映像を見ると「交通渋滞」が発生していることがわかる。

 緑ヶ丘公園の駐車場は既に車で埋まっており、普段公園として使われている芝生のエリアにも車が入ってきている様子が確認できる。

 津波における避難の際は、基本的には徒歩で避難することが望ましいとされているが、高台まで距離があったり、歩行が難しい高齢者がいる場合は車での避難も選択肢だ。ただし、多数の方が車で避難してしまうと結果的に高台への避難が遅れてしまう可能性も考えられる。そのため、高台を目指して避難する方は、現状を把握したうえで適切な避難手段を選ぶ必要がある。

 東日本大震災の際は、車で避難して車がそのまま流されてしまった被害も生じた。車での避難は早く高台まで行ける可能性もあるがリスクも伴う。引き続き避難の方法については慎重に検討して、一番命を守ることができる、最も高いところに行ける方法を選ぶべきだろう。

 一方で、非常に気温が高いため熱中症への対策も必要だ。高台に逃げることが最優先だが、家にある水やスポーツドリンクや塩分タブレットなどを持って避難することも有効だ。
(ABEMA NEWS)


 

カムチャツカ半島の地震 苫小牧市の高台で「渋滞」発生 芝生にも車…避難の際の心得とは?