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 総務省7月30日カムチャッカ半島付近を震源とする地震に伴う津波の可能性に関連し、SNSをはじめとするインターネット上で、偽情報や誤った情報が流通するおそれがあるとして、公式Xアカウントを通じて注意を呼びかけた。

善意の拡散がデマを生む、災害時の情報との向き合い方

 同省によると、今回の地震と津波に関して「科学的根拠のない言説等の真偽不明の情報」が拡散する可能性を指摘している。災害発生時は、人々の不安な心理につけ込んだ悪意のあるデマや善意からくる不正確な情報の「親切な拡散」が起こりやすい。過去の大きな災害でも「動物園からライオンが逃げた」「有害物質の雨が降る」といった根拠のない情報が混乱を招いた事例は後を絶たない。

 このような偽・誤情報に惑わされないためには、まず発信元を確認することが極めて重要だ。公的機関や報道機関の公式アカウントか、信頼できる情報源であるかを見極める必要がある。また、一つの情報だけを鵜呑みにせず、必ず複数の情報源で裏付けを取る習慣が求められる。不安を煽るような過度に扇情的な表現や、明らかに合成されたような画像・動画が添付されている場合は、特に慎重な対応が必要だ。

 津波などの防災情報については、気象庁や各自治体が発表する一次情報を確認してほしい。

総務省が注意喚起、カムチャッカ地震・津波の偽情報・デマに警戒を