
将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将、23)と挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が激突する伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負は7月30日、北海道千歳市で第3局2日目の対局を行っている。ABEMAの中継には、野原未蘭女流二段(21)が出演。数々の難しい選択を乗り越えてきた藤井王位のポジティブな思考を物語るエピソードを明かした。
年間を通じてタイトル戦の大舞台に立ち続け、自らが目指す“面白い将棋”を指すために前進を続ける藤井王位。盤の前にはその都度最強の挑戦者が現れ、タイトルを争う激戦を繰り広げているが、その過酷さは想像を絶するものがある。
中継で聞き手を務めた野原女流二段は、難しい局面での思考方法を藤井王位に相談したエピソードを紹介。「難しい局面で“エイッ!”って指したくなる時あるじゃないですか。藤井王位に2択か3択で悩んだ時にどうしたら良いか、時間が迫ってくる中でどうやって決めていますか?って伺ったんです」と誰もが知りたい質問を繰り出したという。
藤井王位の解答はいたってシンプルだ。若き絶対王者からは、「それは、読めるだけ読みます。自分が指した手なので後悔はないです。もちろん時間がなくて、区切りを付けなくてはならない時は指しますが、これだけ読んでわからないのであれば仕方がないので区切ります」という回答が得られたという。
常に勝敗が絡む世界に身を置く藤井王位だが、その一局の星のゆくえに関わらず「この手を指してダメだったという反省はあっても、後悔はない」と強調していたようだ。
藤井王位が常に前を向き続ける“理由”の片りんが見える貴重なエピソードに、ファンも大注目。ポジティブな藤井王位の思考に、「うーんかっこいい…」「次元が違うな」「素晴らしい」「だから七冠なんだ」「男前やん!」「ステキ~」「めっちゃカッコいい」「読めるだけ読むwパワープレーすぎる」と多数のコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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