明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 横浜F・マリノス対リヴァプールの試合前、28歳の若さで亡くなったリヴァプールFWディオゴ・ジョッタを追悼するセレモニーが行われた。

 今月3日、ジョッタは弟のアンドレと一緒に車に乗っており、車が道路から外れて衝突。弟のアンドレも26歳の若さで亡くなった。ジョッタはパソス・デ・フェレイラ、アトレティコ・マドリード、ポルト、ウルヴァーハンプトン、リヴァプールに在籍。リヴァプールではプレミアリーグ、FAカップ、2度のリーグカップ優勝に貢献した。またポルトガル代表としても活躍し、2度のUEFAネーションズリーグ優勝に尽力している。ジョッタは先月ルーテ・カルドーソさんと結婚式を挙げたばかり。3人の子どもの父親でもあった。

 試合前にリヴァプールのレジェンドの一人、イアン・ラッシュ氏がリヴァプールゴール裏に献花。会場は赤と白のライトに照らされ、ジョッタの功績を称える大きな拍手が沸き起こった。またリヴァプールの選手入場曲でおなじみの「You’ll Never Walk Alone」、20分にはジョッタの背番号20にちなんでジョッタの個人チャントも歌われ、ファン・サポーターによるスタンディングオベーションで追悼された。

リヴァプールゴール裏に献花するイアン・ラッシュ氏 [写真]=金田慎平