東京や大阪などの都市圏などと、何かと比較されることが多い「地方」での生活。SNS上などでも「地方のいいところ・悪いところ」についての話題がたびたび取り上げられています。具体的にはどのような意見が交わされているのでしょうか。

「都会の人の方がよっぽど歩いてると思う。田舎は…」

 地方のデメリットとしてまず挙げられるのは、都市部に比べてインフラが整備されていないところ。特に交通面に関しては、「鉄道やバスの本数が少なく、車がないと生活できない」「東京はどこへ行くにしても電車で移動できるのがうらやましい」といった声が目立ちました。

 また、「近くに映画館がない」「とにかく娯楽が少ない」「病院の数が少なく、もしものときに不安」という意見のように、日常生活における利便性に対する不満も少なくありません。

 加えて「うちは本当に田舎だから、近所にプライベートが筒抜けなんだよね」「よくも悪くも、人との距離が近くて気を使うことが多い」などの声もあります。人口が少ない地域ならではの、プライバシーや人間関係についての悩みもあるようです。

 ただしその一方で、これまでに挙げたデメリットについても「車がないと生活できないけど、車あるから問題なくない?」「都会の人の方がよっぽど歩いてると思う。田舎は車で移動できるから楽だよ」「遊びたいときは都会に遠征すればいいだけ」など、全く気にならないという声も寄せられています。

 また、地方ならではのメリットに魅力を感じている人も多くみられます。食の面では、「野菜や魚が新鮮でおいしい」「ご近所さんから農産物を頂ける」「水道水がニオわず、おいしい」などの声が。日々の生活で食事は欠かせないものですから、新鮮でおいしい食べ物が手に入るのはうれしいポイントですね。

 さらに、「最大のメリットは土地が安いことだよね。一生、住宅ローン返済に追われずに済むのはデカいと思う」「土地が安いから、庭もある家で子どもを育てられる」といった声も多く、共感を集めています。確かに大きな買い物なので、土地代の差は人生計画に影響しそうです。

 他にも「自然が身近にあることかな」「空の広さが違うよね」といった声や、「時間の流れがゆったりしていて心に余裕ができる」「都会の人の歩く速さにびっくりしてしまうほど、田舎はのんびりとした空気がある」といった声も寄せられています。

 地方には、都市部と比べて不便に感じる点がある一方で、豊かな自然やゆったりとした時間の流れ、土地の安さなど魅力もたくさんあるようです。都市部と地方、どちらがよいのか一概には言えませんが、自身のライフスタイルに合った環境を選ぶことが、快適な暮らしにつながるのかもしれません。

 あなたが考える「地方」で暮らすメリット・デメリットは何ですか?

オトナンサー編集部

地方で暮らすメリット・デメリットって? ※画像はイメージ