
株式会社カプコンは7月30日、2026年3月期第1四半期(2025年4月1日から6月30日)の決算を発表した。
今回の発表によれば、中核事業であるデジタルコンテンツ事業において、過去に発売したタイトルのリピート販売が大きく伸長。同セグメントの売上高は298億5700万円(前年同期比39.4%増)、営業利益は200億5700万円(前年同期比56.4%増)と増収増益を達成した。
デジタルコンテンツ事業では、『モンスターハンターワイルズ』の販売本数は想
定を下回ったものの、同シリーズの過去作『モンスターハンターライズ』が引き続き販売本数を伸ばした。
また、2026年2月27日に発売を予定しているシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム(バイオ9)』への期待感から、『バイオハザード ヴィレッジ』や『バイオハザード RE:4』、『バイオハザード7 レジデント イービル』といった同シリーズのリピート作が販売を続伸した。
これにくわえ、Netflixにて配信された新作アニメとの相乗効果により『デビル メイ クライ5』が販売本数を大きく伸ばし、累計で1000万本を達成。ほか、6月にNintendo Switch 2向けに発売した『ストリートファイター6』も収益に貢献している。
これらの拡販施策が功を奏し、当第1四半期のゲームソフト販売本数は、前年同期の953万本を大きく上回る1416万本を達成した。




(画像はカプコンIR「第1四半期 決算カンファレンスコール資料」より)
このほか、アミューズメント施設事業および機器事業も好調に推移し、全てのセグメントで増収増益を記録。全社で大幅な増収増益を達成し、連結売上高は455億200万円(前年同期比53.7%増)、営業利益は245億9700万円(同90.8%増)となった。
カプコンのIRページはこちら
コメント