
39年前、福井市で女子中学生が殺害された事件の再審で言い渡された無罪判決について、検察当局が上告を断念する方向で最終調整していることがわかりました。
前川彰司さん(60)は、1986年に福井市で中学3年生の女子生徒が殺害された事件で懲役7年の有罪判決が確定し、服役しました。
無実を主張していた前川さんは去年、再審が認められ、名古屋高裁金沢支部の18日の判決で無罪を言い渡されました。
上告期限が8月1日に迫る中、検察当局が上告を断念する方向で最終調整を進めていることが関係者への取材でわかりました。
無罪判決の後、前川さん側は検察側に上告の断念を求めていて、検察が上告しなければ、事件の発生から39年が経って、前川さんの無罪が確定することになります。(ANNニュース)

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