
現在放送中のドラマ『最後の鑑定人』(フジテレビ系)に出演している白石麻衣。同作では、主人公の鑑定所で働いている、人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員役を演じ、新境地を見せている。そこで本記事では、白石のこれまでの活躍を振り返りつつ、『最後の鑑定人』で見せる演技とその反響にも触れたい。
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2020年にグループを卒業して以降、さまざまなドラマや映画などに出演し、女優として精力的に活動している白石。今年は映画『アンダーニンジャ』で本格的なアクションにチャレンジし、凄腕の“くノ一”役で存在感を示したほか、1月クールのドラマ『法廷のドラゴン』(テレビ東京系)では主人公と共に将棋のプロを目指し、切磋琢磨したライバル・駒木兎羽役を務め、物語後半のキーマンとなる重要なキャラクターを好演した。
そんな白石が現在出演している『最後の鑑定人』は、かつて科捜研のエースとして活躍し、“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公・土門誠(藤木直人)が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。白石が演じるのは、土門の鑑定所で働いている、日頃から人のウソを見抜くクセがある研究員の高倉柊子。せっかちで物怖じしない性格から土門と衝突することも多いが、彼との“クセ強バディ”として共に事件を解決していくという役どころだ。
高倉は学生時代に心理学研究をしていた経歴の持ち主で、依頼人にわざと不味いハーブティーを出して相手の反応をうかがうなど、風変わりな一面を持つ人物。さらに食べることが大好きな“大食いキャラ”要素などもあり、ユーモアを交えた親しみやすさがある。その一方で、先日放送の第3話では、高校時代に幼なじみが自ら命を絶ってしまい、彼女が抱えていた悩みに気付けなかった後悔を吐露するシーンが描かれ、高倉というキャラクターのバックボーンと、“苦しんでいる人を助けたい”という思いが明らかになった。多面的な魅力を持つ高倉役へのアプローチは、白石にとって良い経験となっていることだろう。
2025年は『アンダーニンジャ』『法廷のドラゴン』、そして『最後の鑑定人』と、多彩な役に挑んでいる白石。さまざまなキャラクターを演じることは、芝居の幅を広げることにも繋がり、彼女が今後女優としてさらにステップアップしていく礎となりそうだ。その活躍に、これからも注目したい。

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