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ダメ上司が異動してきたら、どうすべきか。投稿を寄せた50代男性(東京都/製造業/年収950万円)は、20年ほど前、上司に対して実施した「追い出し作戦」を振り返った。

他部署から異動してきて上司となったこの人物について男性は「それまでは人当たりも良く、色々と知識があって好印象ではあった」そう。しかし、その部署は上司にとっては未経験の分野だった。

さらに、過去に複数の部下と険悪な関係になっており、男性が部下に事情を聞くと「(上司は)何もできない、やらない」と言っていたという。男性は当初から「不穏な空気」を感じ取っていた。(文:西荻西子)

仕事を放棄?「何もやらないし、出来ない事は自分の業務外らしいよ」

「いざ、自分の上司として迎えた時、すぐに違和感があった。決定事項や会議日程、会社・総務系の連絡が他部署の人から耳に入るようになった」

なぜか大事な情報が共有されていなかったのだ。

「他部署の管理職にメールを転送してもらい、受信者を確認すると上司の名前が入っていた。最初は転送漏れ?と思うことにしたが、日を追う毎にそれは上司の失念では無く、故意に転送していない事を他部署の元部下から聞いた」

元部下は上司の働きぶりについて「あーだって、何もやらないし、出来ない事は自分の業務外らしいよ」と話していたそうだ。

これでは顧客対応にも支障が出る可能性もある。「こりゃダメだ」と思った男性は、行動に出ることを決意した。

「なんとか半年で全く関係ない別の部署へ異動してもらい追い出し作戦は成功した」

「この上司を変えないとマジでヤバいと思った瞬間に同僚、部下と結託し上司の不手際や無能さの証拠を集め、役員にプレゼンした」

こうした行動について男性は「本来であれば、やって良い事ではない」としながらも、「背に腹は変えられない」と、当時の心境を明かしている。

「功を奏し、なんとか半年で全く関係ない別の部署へ異動してもらい追い出し作戦は成功した」

追い出すことはできたものの、なんと「元上司は異動先でも同じ事を繰り返していたそう」だ。男性は「指摘されて直さないダメな人はどこに行ってもダメなんだな…とつくづく思った」と振り返っていた。

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ダメな上司を半年で追い出した男性の大胆な作戦 「不手際の証拠を集め、役員にプレゼンした」