
株式会社AZOOは7月28日に、同社が提供するAll-in-One型ホテルDXシステム「WASIMIL(ワシミル)」について、株式会社ベイ・コミュニケーションズ(阪急阪神東宝グループ)が提供するクラウド型スマートロック「Baycomスマートロック」とのシステム連携開始を発表。デジタルキー運用でフロント業務を効率化し、スタッフの負担とセキュリティの課題を同時に解消するという。
この連携によって、宿泊予約に連動した鍵(PINコード)の自動発行・削除が可能になり、ホテル運営の非対面化、省人化、セキュリティ強化の実現に貢献するとのこと。ゲストにとっての快適なチェックイン体験と、宿泊施設の運営効率化の両立を図るとしている。
主な特徴は、予約と連動したデジタルキーの自動発行・削除(API連携)。「WASIMIL」で登録されたすべての宿泊予約(OTAを含む)に対して、「Baycomスマートロック」と連携して、滞在期間に応じたPINコード(時限式のデジタルキー)を自動で発行・削除する。チェックイン前に予約がキャンセルされた場合や、滞在ステータスがチェックアウトに変更された場合は、対応するPINコードも自動で無効化されるという。
また、施設側で設定したメールテンプレートにもとづき、「客室アサイン」または「残高精算」が完了したタイミングで、ゲストにPINコードを自動送信。ゲストはチェックイン当日、フロントでの鍵の受け渡しをすることなく、メールに記載されたPINコードを使って、そのまま客室に入室できる。
クラウド上での入退室履歴の記録と確認も可能とのこと。「Baycomスマートロック」は、ゲストおよび施設スタッフのすべての入退室履歴をクラウド上に記録。アクセスログはスマートロック管理画面からいつでも確認できるため、セキュリティ管理をはじめ、トラブル発生時にもすばやい状況の把握と対応が可能になるとしている。

コメント