
いつ、どこで飛んでもトップは私!「世界水泳シンガポール2025」のハイダイビング女子決勝が7月26日に行われ、オーストラリア代表のリアンナ・イフランドが359.25点で金メダルを獲得。無敵の“絶対女王”が圧巻の大会5連覇を達成した。
33歳の“絶対女王”が決勝の舞台でパーフェクト演技を披露した。世界ランク1位、世界水泳も4回の優勝を誇るリアンナ・イフランドは、5回目の演技で高難度4.3の大技『5264B』に挑んだ。
選手名がコールされると、『20メートル上空には聞こえないわよ?』と耳に手を当て、『もっともっと盛り上げて!』と腕を上げて呼びかける余裕も。貫録たっぷりの登場シーンでまずは観客を盛り上げた。

たっぷりと注目を集めたところで見せつけたのは、背面から飛び出しそのまま3回転、さらに2回のひねりを入れる超大技。異次元の演技に、実況の寺川俊平アナも「やはり素晴らしい!」と興奮を隠せない様子だった。
解説を務めた元飛込選手の寺内健氏も「どんな状況で飛んでもノースプラッシュは当たり前!突き刺さるような入水だった。それに加えて踏切の力強さ、高さ。この一本で今日の試合が決まったような雄叫びだった」と絶賛。これぞ女王、というカンペキな演技に圧倒された様子だった。
ダイブスコアは105.35点とただ一人の100点越えをマーク。寺内氏は「アスリートとしては若い年齢ではないものの、毎年進化をしている。見ていて興奮させられる。安定感と入水技術は他の選手を寄せ付けないものがある」と脱帽しきりだった。
リアンナ・イフランドは、通算359.25点で堂々の金メダル獲得。世界水泳5連覇を決め、その存在感を示した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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